2025年6月6日金曜日

英国風のティールーム




今日はイギリスらしい雰囲気のあるティールームを紹介します。

キューガーデンのヴィクトリアゲートから徒歩で数分という場所なので、キューガーデンに行く前か後に時間を合わせるといいと思います。



今から約500年ほど前、この国の王様はヘンリー8世。
彼の2番目のお妃さまがアン・ブリンという女性(エリザベス1世のお母さん)で彼女のお付きの女性(メイド・オブ・オナー)が作ったというお菓子がとても有名。

一説によれば、ヘンリー8世がひどく気に入ったこのお菓子、そのレシピだけではなく、作り方を知っている女性も宮殿から出ることを許さなかったとか。

18世紀初頭にはこのお菓子のレシピがリッチモンドのベイカリーに伝わって、それが今ではキューガーデンそばにあるというわけ。


大きさはポルトガルのエッグタルトを少し浅めにした感じです。
お味はもっと甘さを控えてレモンの風味が加わります。
軽いので何個でも食べられるんじゃないかな。


因みにヘンリー8世が住んだハンプトンコートパレスのカフェでも「メイド・オブ・オナー・のタルト」を食べることができます。

ここのハウスガイドになるためのコースを取っていた2016年。
何か月か通ったので、中で食べられるものはほぼ全部試しました(笑)
中にはレストランやカフェがあって、タルトは軽食専門のカフェに置いてあります。
ディスプレイはこんな感じ。
この写真は2016年にコースを取っていた時に撮ったものだから、今はお値段が変わっているはず。
最近行っていないので現在のお値段はわかりません。
10年近く前なのに3.75ポンドっていいお値段だなぁ。

それなのにプラスティックのトレイで食べるなんて、味気ないですね。
タルト生地もハンプトンコート宮殿のものはごく普通。
中のカスタードはレモン系でさっぱりして美味しいけれど。


メイドオブオナーのお店で食べると、ずいぶん雰囲気は違います。
ペイストリーがこちらはパイ生地みたいに層がある。
ね、ポルトガルのエッグタルトに似てるでしょう?
こんな風にちゃんとしたお皿から食べるとよりおいしい。
そして、このタルトはイートイン(店内での飲食)で 3.50ポンド。

ぜひ行ってみてください。





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