ロンドンは古い街。
なので道の名前もいろんな理由があって面白い。
今日紹介するのはロンドンの中でも旧市街地とよばれるロンドン市。
ローマ人が作った町ということで、歴史は約2000年。
ローマの人たちは情報を早く伝えるために道路を整備したことで有名です。
そんなローマ時代の道のひとつがセントポール大聖堂の近くを通っています。
名前は「Watling Street」
1666年のロンドン大火災の後、セントポール大聖堂を再建する人たちのために作られたパブです。
パブの壁にそんな謂れも記載されているから、立ち止まって読むと面白い。
ここからそんなに離れていないところには、「タツノオトシゴ」というパブがあります。
英語では「Sea horse」
このパブが建っているのはクイーンヴィクトリア通りと金曜日通りの角。
そう、「金曜日通り」という名前の道がロンドンにはあるのです。
道の名前を拡大しますね。
つまり、金曜日通りというのはお魚屋さんが出た通りということです。
今でもイギリスの学校などでは金曜日のメニューはお魚が多いです。
そして、このそばにはパンの通りもあります。
チープというのは安物という意味ではなくて、取引をした場所を指します。
つまり市場があった通り。
そこに、今ではビルに飲み込まれてしまった、昔の小さな通りが残っています。
左下、ハニーレーンの文字が見えますか?
はちみつを売っていたのかな?石のミツバチがかわいいですね。
他にもロンドンの中には通りの名前が特定の職業を示唆することもあります。
フリート通りと言えば、以前新聞社が多かったことからジャーナリストを指すことがあります。
ハットンガーデンは宝石商で有名。他にもハーレーストリートが専門医を示唆することもあります。
こういった小さな事実を知っていると、イギリスの小説を読んだりするときに意味が分かって楽しいです。
このブログでもいろいろ紹介していきますね。
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