外国人としてイギリスに住んでいる日本人のサポートのために「日本クラブ」という機関があります。
日本クラブのウェブサイト(リンクします)には、
「日本クラブはロンドンを主な拠点とする法人60数社からの拠出金により、正式には1960年に発足しました。 当初からの主たる目的としては、在英の邦人に対する健康管理や、子弟に対する教育の場を提供すると同時に、日英親善のための活動を行うことにありました。 それが現在の診療所や日本人学校、補習授業校の運営に反映されており、各種の日英交流促進活動も積極的に行っています。」
と記載されています。
数年前はピカデリーサーカスにあって、とても便利でしたが、ロウアーリージェントストリートの一帯のデベロップメントのために移転したのが数年前。
新しく移った先がサザーク地区で、中心地ではなくなったために、すっかり足が遠のいてしまいました。
貸し会議室を使ったレクチャーやイベントなど、メンバーになると気軽に参加できるコミィニティー。
外国に住んでいると、頼りになる存在なんだと思います。
外国人としてイギリスに住んでいるのは、もちろん日本人だけではありません。
以前は植民地だったインドが独立を果たしたのが1947年。
最初の高等弁務官として任命されたのがクリシュナ・メノン。
その彼が作ったコミニティーが「インディア・クラブ」
その前身としてあった、「インディア・リーグ」の委員長を長年務めて、インドの初代首相だったネラーの友人でもあったメノン。
インディア・リーグは宗主国からの独立運動の中心として活動していた機関です。
リーグのミーティングはカフェやインド料理屋で行われ、それがインディアクラブになったわけです。
インディアクラブは1940年代から全く変わっていないそうです。
ステンドグラスやフォーマイカ製のテーブル、壁に掛けられた肖像画。
そして今でもインド料理屋として機能しています。
ティムちゃんから、面白いインド料理屋があるから行ってみようと誘われて、行ってきました。
入り口はストランド通り。
ストランドコンティネンタルホテルの中です。
見逃してしまいそうな小さな入り口。
3階以上がホテル(しかもエレベーターは無し!!)
フォーマイカ製(メラミン樹脂)のテーブル、これって意外におしゃれ。
お水のグラスも超レトロ。
ここはワインの持ち込みが許されているので、普段おうちで飲んでいる赤ワインを持っていきました。
前菜に注文したのはサモサ。
大満足なお味です。
窓の外はストランド通り。
そんな中心地にいるのが嘘みたいなレトロ感満載。
内装はこんな感じ。
なんだか映画のキャストになった気分。
お料理は伝統的なものばかり。
チャパティーは、私の好みよりも少し厚め。
エビのマドラスはプリッとした歯触りがおいしいです。
でも少し甘く感じたので、辛いのが好きなら注文時にそう伝えるといいと思います。
ラムのブーナ。
お肉がちょっとドライかな。
でも悪くないです。
お野菜のカレーはオクラとひよこ豆。
そしてダールも注文しました。客層はイギリス人とインド人が半々くらいかな。
観光客は皆無。
飲んで(持ち込みだけど)食べてお会計は50ポンド以下。
チップは含まれませんから、6ポンドキャッシュで置きました。
バーのエリアはお昼からずっと開いているので、どんな所か見たいならバーへどうぞ。
レストランはランチとディナー時間に開いています。
あまり知られていないロンドンのレストラン!
インディアクラブ(リンクします)
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