イギリスは小さな島国です。
日本よりも小さい。
なので、近海で取れるお魚は流通するのにそんなに時間がかかりません。
どのへんで捕れるかは、お魚によって違います。
西の端っこ,デボンやコーンウォールに行くと、とれたてのスズキをお刺身にすることだってできます。
そして、スパイダークラブといって甘い身がいっぱいのカニも捕れます。
北のスコットランドに行ったらホタテとか手長エビが安くておいしい。
生ガキはあちこちで採れるし、コックルと言ってアサリを小粒にしてぷっくりさせたみたいな貝もおいしい。
サバやニシンもあちこちで捕れる。
川マスもウナギも捕れる。
フィッシュアンドチップスで人気のタラ類は北海側。
そしてスコットランドの養殖サーモンビジネスは持続性と経済性の両方でイギリスの人たちに根付いている。
でも私が一番好きなお魚はぺちゃんこのお魚たち。
中でもタルボット(平目)は手ごろな大きさのものが売られていると即買い。
ロンドンでは、二人でちょうど食べ切れるくらいのサイズだと25ポンドから30ポンド強。
レストランでもよく見かけます。
レモンソールといってカレイの仲間だともっと安い。
更にプレイスという名前のオレンジの斑点があるカレイはもっと安い。
ティムちゃんは、レモンソールのデリケートな白身をフライパンで簡単に焼き付けたものをレモンとバターのソースで食べるのが好き。
お魚屋さんで捌いてもらって、骨も皮もみんな取ってもらいます。
私はヒラメ系のお魚の方が好き。
タルボット以外だと、ドーバーソールとかブリルとか。
私はお魚は丸ごと焼く方がおいしいと思ってる。
特にヒラメ系はオーブンで焼くのが好き。
昨日は天然のレモンソールがおいしそうだったので、ちょっと一人用には大きかったんだけど、お買い上げ。
近所にあるスーパーでお魚を買うとこんな風に包装してくれます。
近海で取れた天然ものと書いてある。
煮付けにしようと思っていたので内臓を出しただけで丸ごと。
まな板にちょうどくらいの大きさ。
お腹の切れ目を下にしたら右を向いてるのがカレイの仲間らしい。
よく見ると宇宙人みたいな顔してる。
アップでどうぞ(笑)写真撮ったりしながらキッチンで白ワイン飲んでたんだけど、なんだかおつまみっぽいものが食べたくなって急きょメニュー変更。
ティムちゃんはお仕事で遅くなるから一人。
なので、時間も何にも気にならない。
そこで、カレイを5枚におろして、食べやすい大きさに切りました。
レモンソール、初めて捌いたけど、けっこう簡単。
私はあんまり乳製品を食べないので、カルシウム不足かもと思って、骨まで食べることにしました。
ペーパーでしっかり水けを取って、塩コショウして小麦粉をまぶします。
中火でじっくり、きれいなきつね色になるまで。
揚げたてはカリカリでおいしい!
ワインのお供にぴったり!
骨まで食べるなら、十分二人分はある。
身の方はサクサクの衣でなかはふっくら。
レモンソールはから揚げに向いてるお魚です。
見かけたらまた作ってみよう。
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