毎年この時期にバッキンガム宮殿の一般公開が始まります。
期間は約2か月。
バッキンガム宮殿の公式サイト(リンクします)
普段は儀式などに使われる豪華絢爛なお部屋をいくつも楽しんだり、
美術館顔負けの絵画や調度品を鑑賞したりします。
以前に観た方も楽しめるように、大広間のいくつかは毎年趣向が変わります。
今年は女王様の90歳記念。
そこで、彼女のドレス類を通して、ファッションの移り変わりを楽しもうといった内容。
宮殿内部は写真禁止なので、お借りしたのはロイター通信から。
素晴らしい展示。
でも、数ある展示の中からハイライトを選ぶとすれば、
まずこちら。
女王様の結婚式(1947年)のもの。
この写真はロイヤルコレクションから。
いつも思うけど、ウエスト細~い!!
このドレスは縦に寝かせて展示。
そしてレースのベールや靴も横に添えられています。
ドレスに縫い付けたパールの数は何と10,000個!
戦後、まだ配給切符の時代だから、女王様も切符をためて材料を揃えたそうです。
贅沢なシルクやレースがふんだんに使われているから、ちょっと信じられない(笑)
刺繍がふんだんに施されたレースのベールは4m以上あります。
ノーマン・ハートウェルのデザインによるもので、彼はボティチェリのプリマベーラからインスピレーションを得たそうです。
レースの花模様とかもすごく素敵でした。
この展示のお向かいに戴冠式の際のドレスが展示されています。
デザイナーは同じく、ハートネル。
こちらも丁寧な刺繍でイギリスのみならず英国連邦の国々を表すお花が縫い取られていました。
それは女王様の配慮がデザイナーに伝えられて実現したそうです。
宮殿の豪華さと併せて、ファッションの流れも楽しめるいい展示だと思いました。
明日はおみやげのお勧めを紹介します。
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