2016年7月29日金曜日

イギリスの卒業式ってどんな風?

今日のロンドン情報ブログリストはこちら(リンクします)

イギリスで生まれ育った桃太郎君。
小学校も中学校も卒業式はありませんでした。
小学校は5歳から11歳まで。
その前にレセプションというクラスがあって、そこで1年過ごしているので、実際は7年間お世話になった小学校。

最後の日はみんなでリッチモンドの丘にある公園でピクニックして終わり。


中学校は11歳から18歳までの7年間。
ここも卒業式は無し。

芸術系に進学だったのでこの後アートカレッジで基礎コースを1年間。
そこも卒業式はありませんでした。

で、今回その後に進んだ大学ですが、さすがに大学だけあってちゃんと卒業式がありました。

でも日にちは自分で選べる。
大学から案内があった時には、
「え~、めんどくさいし行きたくない」
なんて言ってました。

でも、今まで一回も卒業式がなかったんだし、たくさんお金も出したんだから、私たちのために参加してちょうだい。

そんな風にティムちゃんと二人で説き伏せて無理やり出席。

桃太郎君は就職も決まって、既にお仕事もあるので、都合がいいように金曜日の最終のセッションを予約しました。

その後一緒にリッチモンドまで帰ってくればいいしね。

どこの大学でもそれぞれのルールがあるので、今日紹介するのはあくまでも一例です。
多分オクスフォードとかケンブリッジでは全然違うシステムだと思うし。

ま、でも基本は同じで大学の偉い人から証書を受け取るって儀式。

大学の中にあるイベントホールで行われた式典。
セッティングはまるで何かのコンベンションみたい(笑)

保護者も含め、ゲストの座席は有料でした。
1席15ポンド。
販売開始と同時に購入したので、一番前の席。
ちょうどお向かいに桃太郎君。
最前列なんだけど、遠いからあんまり関係ない。


去年まではお部屋の端が舞台という一般的なスタイルだったそうです。
でも今年はこんな風に舞台を部屋の中心に据えてある。
舞台の上にある2脚の椅子には大学の偉い人が座ります。

そしてその丸い舞台を囲むように教授たちが並んでいます。

行列が進んでくる様子は秘密結社か宗教儀式のようで、非現実的でした。
 みんなが揃ったところでお偉いさんがやってきます。
前を歩いている女性が飾りのついた棒みたいなものをもって、舞台に用意された台に置きました。

イギリスの国会でも似たようなことをやっています。
議長さんの前を歩く人が持っている豪華な杖みたいなものがメース。
これが議会に置かれていると、それは正式な国会なのです。
テーブルの上に女性がメースを置いているのわかります?


 で、用意が整ったら一人ひとり名前を呼ばれて証書を受け取ります。
これは桃太郎君のガールフレンドBちゃん。


こちらは桃太郎君。

 そんなに急いで歩かなくてもいいのになぁ。
 舞台の上で握手して…

少し言葉を交わして証書をもらったらそのまま舞台を降りてそれで終わり。

1時間ちょっとの儀式。
やっと終わってみんな舞台に集まったところ。
 写真撮りやすいように横に出てきてくれた桃太郎君。

二人でツーショット。
 腕を組んだら嫌がるかと思ったけど、大丈夫だった(笑)

卒業式のガウンと帽子は貸衣装で、会場で借ります。
2時間ほど借りるのに60ポンドちょっとでした。

ガウンの下は普通のスーツ。

この時に何のネクタイにしようか、けっこう悩んだみたい。
他の子のネクタイとかも見たけど、大胆な色の方が映えます。

桃太郎君は中学校の卒業タイを選びました。
学校の紋とモットーが入っています。
モットーはラテン語で「Praestat Opes Sapientia」
知は富に勝るという意味です。

こういった卒業タイは特別な時に身につける用。
色もきれいだし、ガウンにはピッタリでした。

ガウンを後ろから見るとこんな風。

卒業おめでとう、桃太郎君。




  ロンドン情報ランキングに参加しています。
よかったら、クリックして応援してください。
にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ にほんブログ村
コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

0 件のコメント: