2011年6月30日木曜日

ストライキ

今日は、イギリスの半分近くの学校がお休みになりました。
学校の先生達のストライキのためです。
先生達以外にも公務員のストライキが予定されていて、職場でのピケや、街中でのデモが予想されています。

イギリスの組合は、職場ごとではなくて、職種ごとにいくつかある場合がほとんどです。
先生達の組合も何種類かあるので、入っている組合によって、ストに参加したり、しなかったり。

ストライキの原因ですが、年金のシステムの変化に反対するためです。
でも、不景気のために仕事を失ったりしている人たちや、減給を余儀なくされた一般企業の人たちから見れば、システムが変わったって、ちゃんと年金も職もあるんだから、贅沢言わないでってカンジみたいです。

学校がお休みになると、子供の世話のために誰かを雇ったり、会社をお休みしなくちゃいけなくなるので、就学している子供を持っている親にとっては大迷惑です。
公立の学校は、休校にするところと、来ている先生のクラスだけ開けているところ、通常の授業という3通りの対応がされているようです。
影響を受けている学校の数は、約14000校だそうです。
他にも入国管理官が昨日の夜からストに入っています。
出国は問題ないそうですが、入国には普段よりも長い待ち時間が予想されています。
役所などによっては子供を連れてきてもいいといった措置を取っているところも。
でも生産率は落ちそう・・・。

桃太郎君の学校は、私立なので、今回のストには影響を受けません。
学校では平常どおり授業が行われるそうです。
でもロウアーシックス(6年生)はみんな、今日はブリストルに行ってます。
ブリストル大学の招待で「地方都市の大学で学ぶ例を見てもらおう」といったオープンデーが開かれます。
ロンドンとは町の規模も全く違いますし、キャンパスの様子や学生用のアパートなどを実際に見たり、いくつか用意されている講義を聴いてみたりすることができるのです。
今日はなんと朝7時に学校集合でした。
でも桃太郎君はあんまり興味はなさそう。
自分の勉強したい科目が、ブリストルにはないからです。

ロンドンの国会議事堂前やトラファルガー広場などは、デモ行進に備えてバリアーが築かれているようです。
静かに終わるといいんですけどね。
メトロポリタン警察のサイトやツイッターで、道路閉鎖やデモの様子がオンタイムでわかります。

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