2023年7月4日火曜日

おひとりさまでご飯ってイギリスではどんな風?

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いろんな理由でひとりで外食って機会もありますよね。

私は観光ガイドがお仕事ですが、観光地をご案内する以外のお仕事もあります。

そんなひとつがお食事のお供。

一番多いのは、アフタヌーンティーとか、フレンチのディナーとか、ひとりで食べるのにちょっと敷居が高そうなものを、おひとりでお越しのお客様と頂くこと。

女性のガイドとごはん?
おじさんがお客様でしょ?
そう思うかもしれませんが、意外に女性のお客様がほとんどです。
私としてはどちらでも構わないですけどね。

イギリスのレストランでもひとりで食べている人はいます。
だから、おひとりさまでも問題はありません。
ただ、たまにお料理によっては「ご注文は2人前から」といったものは存在します。
あとは時間を持て余すケースがあるくらい?
アフタヌーンティーなんかは特に、本来はお茶をいただきながらおしゃべりを楽しむものですから、ひとりだとちょっとって思うのも無理はないです。

それでも上品なご婦人がひとりでティーしているのを見かけることはありますから、こちらもNGというわけではありません。

先日、お客様は会食で、私はひとりでご飯を食べなきゃいけない機会がありました。

ぎりぎりまでお付きの人と一緒に食べると思っていたので、どこも予約していないメイフェアの夜。
多分3時間くらい時間をつぶさないといけないので、ゆっくり食べられるところがいい。

ということで近くのホテルのレストランに足を運びました。

ホテルはグロブナー広場に面しているバルティモア・メイフェア。


レストランはオープンキッチンで、空いていたからか、どこに座りたいかって聞いてくれて、キッチンが見える席にしました。



メニューに目を通しているとやって来たソムリエは女性でした。
どこかで見たことある、そう思って後で思い出した。
以前ベントリーにいた人。
その場で思いだせていれば、もっと話ができたのにな。
時間もあるのでナイティンバーをグラスで注文。
イギリスのスパークリングワインです。

写真は違いますよ。
これはそのあとに飲んだ赤ワイン。

え、お仕事中でしょ?そう思った?
イギリスでは人の命を預かる運転手さんや特殊なお仕事の人たちでなければ、飲むのは別にかまいません。
ただ、絶対にやっちゃいけないのは「酔っぱらうこと」
イギリスでは、他人に迷惑をかけたり、自分の面倒が見られないくらい酔っぱらうことは(軽)犯罪で罰金刑になることもあります。
車の運転も、一定以下のアルコール摂取であれば(そして職業運転手でなければ)罪になりませんが、事故になった時にアルコールが検出されると厄介なことになります。


さて、ゆっくり食べたいけれど、たくさんは食べられない。
そんな時に私が使う手は前菜を2つとか3つ注文すること。

メインをひとつとるよりも、時間をかけて食べることができるし、ちょっとだけいろんな種類を食べるのにも向いています。

気を遣うのは安くなりすぎないこと、かな。
レストランもお商売ですからね。
一番安い前菜とメインを取ったことを考えて、それを注文の最低ラインに設定。
飲み物は必ず注文する。
この2点を押さえていれば、まず問題ないと思います。

今回私が選んだのは貝柱とうずら。

こちらが貝柱。
カリフラワーと合わせてあって、さっと焙った貝柱は甘みが強くてとてもおいしかったです。
スパークワインにもぴったり。

さてお次はウズラって思ったら、シェフからプレゼントが届きました。
ちょっとだけキャビア。
クリスピーなごく薄いパンの中にはムースが入っていて、一口で食べられるサイズ。

ひとりでご飯食べてると、こういったサプライズがうれしいですね。


そしてウズラがこちら。
これ、前菜なんですよ!
ウズラを3通りのお料理法で楽しむといったもので、少し濃いめのソースもとっても美味でした。


ごちそうさま~。

2時間ほど時間も潰せたし、とてもいいサービスだったし、満足なおひとりさまご飯でした。

こちらがお勘定。
合計80ポンド弱。

ま、メイフェアでゆっくり晩ごはんだと、高くない額です。

ということで、ロンドンでおひとりさまでも問題なくレストランは楽しめます。
でもひとりがイヤだったら、いつでも声をかけてくださいね(笑)







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