2020年1月31日金曜日

ユーロ離脱の日

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昨日、2020年1月1日23時に、英国がユーロを離脱しました。

国会議事堂があるウエストミンスターの広場では、たくさんの人が集まっていて、その様子がニュースに流れていました。
 ユニオンフラッグがたくさん。
 カウントダウンも始まりましたが、あいにく時計塔(ビッグベン)は工事中。
イギリスのシンボルでもある鐘が鳴らないのは寂しいということで、 工事を一時中断して、鐘を鳴らしてお祝いしようというアイディアもあったようですが、お金が集まらなかったようです(笑)
個人的には、政府が勝手に税金をそんな無駄なことに使わなかったということで、変なところに感心してしまいましたが、ビジュアル的には盛り上がりに欠けます。


代わりに首相官邸ではユニオンフラッグのイルミネーション。
 テレビ局のスカイは、なんとドーバー海峡の白い壁にカウントダウンのプロジェクション!) 微妙に秒差があるのに笑ってしまいました。
 11時になると、首相官邸前のプロジェクションはビッグベン。
録音された鐘の音で迎えたユーロ離脱日。
中身がない、見せかけの鐘の音がユーロ離脱に重なる気がするのは私だけではないと思います(笑) ユーモアのセンス抜群なイギリス健在です(爆)

これから英国はユーロ離脱移行期に入って、年末までの間にいろいろなことが決められていく予定なので、それまでは何も変わったことはないそうです。

私たちは初夏にフランスに行く予定にしていますが、おそらく普段通りじゃないかな。
というか、そうあることを願っています。

停滞していた国政が、これから少しずつ前進してくれることを期待しています。

ティムちゃんは国民投票の時も、そのあとの混乱期もずっと残留派でした。
が、去年の春ごろから国民投票の結果を無視するような2回目の国民投票の支持層や、とりあえず理由を付けて中立の立場を守らなかった国会議長に嫌気がさして、途中から離脱を応援するようになりました。
労働党が政治的な理由で保守党の案を通さないようにWhipを徹底したことなんかも癇に障っていたようで、毎日のように国会の中継を見ていました。

良くも悪くも国民が政治に関心があるというのは、健全な国なんだと思います。
去年12月の選挙の投票率、私たちの住んでいる地域は76%いつも投票率は高い地域ですが、UK全体でも67.3%ありました。

ただ、みんながみんなユーロ離脱系の番組を見ていたわけではないと思います。
番組自体面白くなかった(お祝いしてる人たちかお悔やみの人たちの中継ばっかりで中身がない!)し、 スポーツ好きの人にとって、1月31日はフットボールのトランスファーウインドウ締め切り日。
ということで、スポーツニュースでもカウントダウン。
 ティムちゃんは政治にも関心があるけど、スポーツ大好きなのでチャンネルを替えながら両方のプログラムを見ていました。

 でも両方のカウントダウンの下ではテロップで、イギリスのヨークのホテルに宿泊していたコロナウイルス罹患が見つかり、ニューカッスルの病院に運ばれたことなんかが報じられていました。

ヨーロッパでも東洋人に対する過敏すぎる対応が話題に上り始めています。





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