今日は、イギリスの半分近くの学校がお休みになりました。
学校の先生達のストライキのためです。
先生達以外にも公務員のストライキが予定されていて、職場でのピケや、街中でのデモが予想されています。
イギリスの組合は、職場ごとではなくて、職種ごとにいくつかある場合がほとんどです。
先生達の組合も何種類かあるので、入っている組合によって、ストに参加したり、しなかったり。
ストライキの原因ですが、年金のシステムの変化に反対するためです。
でも、不景気のために仕事を失ったりしている人たちや、減給を余儀なくされた一般企業の人たちから見れば、システムが変わったって、ちゃんと年金も職もあるんだから、贅沢言わないでってカンジみたいです。
学校がお休みになると、子供の世話のために誰かを雇ったり、会社をお休みしなくちゃいけなくなるので、就学している子供を持っている親にとっては大迷惑です。
公立の学校は、休校にするところと、来ている先生のクラスだけ開けているところ、通常の授業という3通りの対応がされているようです。
影響を受けている学校の数は、約14000校だそうです。
他にも入国管理官が昨日の夜からストに入っています。
出国は問題ないそうですが、入国には普段よりも長い待ち時間が予想されています。
役所などによっては子供を連れてきてもいいといった措置を取っているところも。
でも生産率は落ちそう・・・。
桃太郎君の学校は、私立なので、今回のストには影響を受けません。
学校では平常どおり授業が行われるそうです。
でもロウアーシックス(6年生)はみんな、今日はブリストルに行ってます。
ブリストル大学の招待で「地方都市の大学で学ぶ例を見てもらおう」といったオープンデーが開かれます。
ロンドンとは町の規模も全く違いますし、キャンパスの様子や学生用のアパートなどを実際に見たり、いくつか用意されている講義を聴いてみたりすることができるのです。
今日はなんと朝7時に学校集合でした。
でも桃太郎君はあんまり興味はなさそう。
自分の勉強したい科目が、ブリストルにはないからです。
ロンドンの国会議事堂前やトラファルガー広場などは、デモ行進に備えてバリアーが築かれているようです。
静かに終わるといいんですけどね。
メトロポリタン警察のサイトやツイッターで、道路閉鎖やデモの様子がオンタイムでわかります。
2011年6月30日木曜日
2011年6月24日金曜日
カプリ島のまとめ

成型されて、水を注入されたハムが材料と書かれています。
うーん、イギリスよ、こんにちはってカンジ・・・?
カプリはとっても楽しかった。
また来たいところのひとつです。
ナポリまでの船の中は、70%くらい、日本からのツアー客が占めていました。
話してみると、朝ナポリのホテルを出て、午前中にカプリ、これからポンペイの遺跡を見てローマに泊まるといった行程だそうです。
すごーい。
この暑い時に、よく日陰のないポンペイの遺跡なんて観る気になるなぁと思いましたが、きっとそういったことを考えてプランを組んでいるわけではないでしょうね。
ナポリの港に到着して、タクシーで空港まで向かいましたが、行きよりもスムーズでした。
行きは雨で少し渋滞したけれど、帰りはスーッと。
ただ、街中のゴミダメは同じでしたけど(笑)
ナントカしないとね。
ナポリ名物のモッツアレッラチーズだって、ダイオキシン問題で輸出に規制がかかっているみたいだし。
どんな都市でも何らかの問題はあるみたいです。
私たちがカプリで滞在したコテージは、イギリス人の奥さんと、イタリア人の旦那さんの持っている物件でした。
カプリの問題はネットや携帯のインフラだと思います。
ネットはかろうじて通じたものの、携帯はコテージでは全く使えない状態でした。
まぁホリデーなんだから、静かでいいんですけどね。
後は恒例の虫刺され。
イギリスでは虫に刺されることがないので、私たちはあんまり免疫がありません。
だからちょっとでも刺されると、腫れたりしてもう大変。
腕も脚も、たくさん刺されました。
最後の夜に入った、アナカプリのレストランではこんなものが・・・。

カプリでは次回の為にホテルの下見なんかもしたのですが、やっぱり高い。
ステキだなーなんて思ったところは1泊600ユーロくらいでした。
私たちの滞在したコテージは、1週間で1400ユーロ。
ホテルに比べると格安ですが、やっぱりカンペキではありません。
問題点はネットと携帯。
問題ではないけれど、改善できるところはベッドの質と調度類。
この値段だから仕方ないかな、というのはお部屋のサイズでした。
反対に良かった点は、オーナーの親切。
小さいながらもキッチンがあるので、お料理ができること。
ベッドルーム以外に、小さなリビングと2つのテラス、プールがあって、景色がとてもいいこと。
中心地までのバスの便が良くて、静かだけど便利だったこと。
それからカプリはとっても安全。
これが実は一番ステキなことかな?
みんな、おうちの鍵をかけません。
私もヒッチハイクとかしちゃった。
って言うか、街まで歩いていると、みんな止まってくれて、車に乗せてくれるんです。
最初は半信半疑で断ったりしていたんだけど、慣れてくると、知らない人に乗せてもらって街まで(と言っても5分くらいのドライブだけど)というのが当たり前になりました。
もちろん100%保障しますってわけではないので、自分で判断はしてください。
参考までに今回利用したコテージのサイトを張っておきます。
カプリのコテージ
カプリに来るなら最低でも1週間はいないと、その良さは感じられないかも。
日帰りなんてもったいないと思います。
2011年6月22日水曜日
Villa Verde

「お料理が飛び切りおいしかった」とかではなくて、「リゾート地の、ちょっといいレストランでご飯食べてる」って雰囲気のところ。
平日だったので(しかもまだ6月だし)予約無しで行きましたが、7・8月や週末は予約していった方がいいかも。
路地に入り口があるのですが、階段を下りていくと受付があって、その脇にこんなお魚のディスプレイ。
残念ながら、全席喫煙可能みたいです。
とりあえず、レストランを見渡せる、端っこの席に座りました。
客層は、私たちが行った時は、アメリカ人のファミリーが多かった。
いつもそうなのか、日によって代わるのか、テーブルのセッティングにはトマト。
こういった遊び心が楽しい。

ワインリストにはフランスワインもたくさん載っていました。
値段はロンドンの中級から高級クラスと同じくらい。
このワインは安くておいしかった。


リラックスしてレストランを楽しむのには、ウェイティングスタッフの影響が大きいと思います。
多分私たちのテーブルについてくれた人は、アメリカのレストランで働いたことがあると思う。
適度にリーダーシップをとりながら、寛がせてくれて、そして、お勧めだとか、いろんな質問にもキチンと答えてくれます。
ね、リラックスしてるでしょ?








今度はピザもいいかなー。

もちろんロブスターとか頼んだら、もっとすると思うけど、雰囲気のわりには安いなーというのが感想です。
お料理の味は「悪くない」程度です。
写真は撮り忘れたけど、ここはアミューズ(つきだし)が付いてきます。
私たちのはご飯のコロッケ、トマトソース添えだった。
わたし的にはそれと、ティラミスが美味しかったかな。
サン・ミケーレ教会

そういえば、ここの教会の床は見ておきたいところの一つでした。
入場料は一人2ユーロ。
日本語の説明はこんなカンジ。



西洋の絵画では、時間は左から右に移行します。
そして2人以上の人物が描かれていると、普通は左が悪者、右はいい人というのが相場。
だからここでもイブが左手。


枝にはふくろう。
これは知恵の木なので、知恵を表すふくろうが描かれているわけ。
祭壇の下のこれはペリカンです。
お母さんペリカンは、自分の胸をつついて、自分の血を子供に与えています。
自己犠牲を説く、キリスト教によくあるモチーフ。
でも、ロンドンのセントジェームス公園で、ハトを捕まえて食べているペリカンを見ているので、とてもじゃないけどペリカンは自己犠牲には繋がらない私・・・(笑)

これはワニ。
耳がヘンテコ。
きっと、ワニなんて、見たことなかったんだろうなー。

ちょっと強面です(笑)


お猿さんかな?

もしかしたら、ルーフテラスから眺めがいいとかそんな感じかな?
カプリのおうちごはん

ティムちゃんはお料理がとっても上手です。
そして、おだてると何でもやってくれるというイイ性格でもあります(笑)
これはお馴染みキッコーマンのおしょうゆです。

ウェイトローズ(イギリスのスーパーマーケット)では、3ポンド弱で売られています。
小さな方は、カプリで買ったもの。
ちょっと足りなくなりそうだったので、アナカプリのお店で見かけて買いました。
5.10ユーロ。
やっぱりちょっと高い。
カプリでのおうちごはんはテラスで食べます。
島の西側の海を見ながら。

青の洞窟情報は、アナカプリと青の洞窟を往復しているバスの運転手さんが教えてくれます。
毎日確認したわけじゃないけど、大体そんな感じでした。
今回のホリデーでは、私がお料理したのは2回だけ。
これはそのひとつ。
これは薄切りのビーフステーキと、ローストポテト。
グリーンビーンズとにんじんも炒めました。

モッツアレッラチーズのサラダ。

チリが効いていて、おいしかった。

これはポークチョップのラタトゥーイ添え。

たまに食べたくなる。
小さなパスタの代わりに、ありあわせのペンネッタ。

カプリソーセージのスパゲッティー。
これはティムちゃんに何回も作ってもらいました。

子牛肉のレモンソースです。
レモンはお庭の木からもいできます。
滞在中、飲み物に入れたり、毎日使っていたけど、一回もお店では買いませんでした。

戻ったら、ロンドンでカプリソーセージの買えるお店、探さないと(笑)
2011年6月20日月曜日
Villa Jovis

これが有名なティベリウス帝の崖(Salto di Tiberio)で、ここから気に入らない使用人たちを突き落としたとか?
本当かなぁ?

なんだか、作ったような話だなーとは思いましたが、実際高さは335m、落ちたら確実な死が待ち受けているようです。
ローマ帝国はかなりの大きさだったので、ヨーロッパのあちこちにその時代の遺跡が残っています。
ヨーロッパの北側だとイギリス。
スコットランドとの境まで、ローマの支配下にありましたから、イギリスにもたくさんの遺跡が残っています。
例えばバースの浴場跡。
Villa Jovis にはほとんど遺跡の説明などがないので、私はバース浴場のつくりなんかを参考にしながら廻りました。
「石とレンガの組み合わせ」というのはローマ時代の遺跡の特徴のひとつでもあります。

いずれもクリックすると少し大きくなって読めるはずです。
ただ、残念ながら詳しい説明はありません。

かなりの規模だったということと、大理石の装飾は18世紀に持ち去られたとも記載されています。
もっとちゃんと訳そうかと思ったけど、お仕事モードになりたくないので興味のある人はご自分でどうぞ(笑)

多分きれいな模様の部分は、持って行かれちゃったんだろうなー。
でも18世紀ごろだったら、後でどこかの美術館とかに入ったかもね。



ティベリウス帝はお酒が好きだったそうだから、ワインの樽とか並んでいたかもね。



樫の木や月桂樹、ギンバイカなどの木と共にクレマチスとかスイカズラなどの名前もあります。
面白いな、と思ったのはアスパラガス。
味のために植えたのかな?
それとも他の目的?
アスパラガスは昔から性欲増強の成分で知られていました。
ティベリウス帝が、子供を集めて倒錯した生活を送ったのも、性的な能力が衰えてきたことに刺激を与えるためという説だってあります。
もちろんここにはそんなことは書かれていませんが(笑)

そんなことを示す像も立っています。

あ、ウサギ発見。


これは、ヴィラの上からの眺めです。
ティベリウス帝の見た景色。
もちろん船はこんなのじゃなかっただろうけど(笑)

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