2009年1月21日水曜日

所得申告

観光ガイドはイギリスでは自営業です。
フリーランスはもちろんですが、例えばJTBとか、近畿日本ツーリストなどの大手の会社で「専属ガイド」として働いていても、お給料はその仕事ごとに請求書を出して、支払いを受けます。
イギリスではこういった規模の自営業のことを「Self Employed(自分で自分を雇っている)」といった表現をします。

イギリスでは個人の資格が発達しているためか、群れるのが嫌なわけかはわかりませんが、こういった自営業の人がたくさんいます。
そして毎年1月のはじめに税務署に所得申請をするわけです。

イギリスでは普通の暦は1月1日に新しい年が明けますが、税金などの年は日本と同じ4月から3月までです。
学校は9月から7月まで。
なんだかバラバラ。
これもイギリスらしいのかな?
ま、それは置いといて、2008年の3月までの1年間分の所得はこの1月末までに申告して、それに見合った税金を支払う必要があります。
遅れると100ポンドの罰金プラス支払うべき税金に利子がつきます。

数年前からオンラインで処理できるようになったので、私はこの方法を使っています。
だって簡単だし、早いし、その場で支払えるので、とても便利。
今年からは例年になかった機能が更に加わっています。
それは、クレジットカードでの支払い。

イギリスではお買い物はクレジットカードで支払って、カード会社には毎月自分の予算に応じて返金していく人がたくさんいます。
私もティムちゃんも毎月請求額の全てを支払ってしまうので、カード会社にとってはあまりいいお客ではないようです。
それよりも全額返金せずに、少しずつ返してくれる方が利子が取れるからです。
公定歩合がこんなに低いのに、クレジットカード会社の利子は10%から20%の間が殆ど。
いい商売だなぁとおもいます。

昨日はコンピューターに向かって、帳簿をまとめていました。
エクセルを使って、自分でまとめやすいように作ってあるので、いろんな請求書や領収書の金額を入れていけば全部自動で数字が出るようにしてあります。
1年分の数字が出たらプリントして、それを元にオンラインの用紙に金額を入れていきます。
オンラインの処理は30分もかかりません。
計算で出てきた税金を今月末までに支払って、それを元に予測される来年の税金の半分を7月と残りの調整分を来年の1月に支払うしくみです。

イギリスでは今年に入ってから税務署を装ったオンライン詐欺が流行っています。
税務署(の偽者)からメールが送られてきて、大目に払った税金を返すので、口座のディテールを教えてほしいというもの。
かなりたくさんの人が被害に合ったようで、日本領事館からのお知らせにも注意が促されていました。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ドイツはまだオンライン化されていないと思います。

ところで、その詐欺って日本の還付金詐欺に似てますね。
…景気が良くないと、そういう詐欺が増えるのかしら?

匿名 さんのコメント...

みきさん、お久しぶりです!

どこの国もこの季節は税金の季節なんですね。

ゆき珠さんも言ってるけれど、日本ではそういった詐欺が多いです。
年配の方を狙うのでタチが悪くて…

スペシャルK、日本にもあるけどそういう効果があるのね。
やってみようかな。

Miki Bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、おはようございます。
イギリスで流行っている詐欺はロシア系とアフリカ系にわかれます。
ロシア系のものはクレジットカードとか銀行口座を割り出して、そこからお金を盗んだり、物を購入したりする手口。
アフリカ系はメールで可哀想な話を流したり、ネットサイトで同情を誘って振り込んでもらうタイプです。
これだけ情報が流れているのに、未だにたくさんの人が引っかかるみたいです。

Miki Bartley さんのコメント...

Rossoさん、おはようございます。
年配の人ってどこの国でも狙われやすいんですね。
スペシャルKはテレビのコマーシャルもそういった効果をうたっています。
でも本文にも書いたんですけど、説明をよく読んだらBMIが25以上ないとだめだって。
ま、まだ一回しか食べてないので、どうでもいいんですけどね(笑)