2026年7月21日火曜日

イギリスの夏休み



イギリスの小中学校は公立か私立かでお休みの長さが違います。
ロンドンの私立校は7月に入ってすぐに夏休み。
公立校は7月の末から。

大人はどうかといえば、子供のお休みに合わせて有休を使って一緒にホリデー。
でも7月や8月は他の月と比べるとホリデーのお値段が上がるので、子供のいない人たちは夏を避けてホリデーを取ったりします。

イギリスの最低有給休暇は法律で5.6週間分と決められています。
フルタイムはもちろん、パートタイムでも。
つまり週5日働いている人だったら年に28日間、そして例えば週3日のパートタイムなら年17日の有給休暇が保証されています。
これはもちろん最低の日数なので会社によればそれ以上になります。
勤続年数が増えると有休も増える仕組みのところも多い。

ヨーロッパの人たちってホリデーが長いイメージがありますが、実際はそうでもないです。
イギリス発の主だったパッケージホリデーは2週間程度のものがメイン。
「それって十分長い!」って思われました(笑)?


ところが英国の労働者の26%が、年末までに3週間以上の有給休暇を消化せずに過ごしているという調査結果があるんです。

この調査は勤怠管理プラットフォームの タイムタスティックが18万人以上の従業員の分析に基づいて作成した英国のワークライフバランスレポート(リンクします)からのものです 。
年間28日間の法定有給休暇が認められているにもかかわらず、実際にその権利を最大限に活用している労働者は少数派(18%)だそうです。
なんか全然信用できないけど(笑)
私の周りは100%以上取得している人たちばかり。
ティムちゃんの会社にはホリデー中に体調を崩したと言って、病欠を取る(つまりその日数は有給から引く)人さえいます。
おじさんおばさんの数が異様に多い人もいる(=忌引き休暇の頻度が高い)
桃太郎君がお勤めの会社では家族やペットが病気の時は有給とは別にお休みしても問題ないです。

雇用主が未使用の有給休暇の繰り越しを認めていない場合、有給休暇を使用しないことは事実上の減給です。
例えば年収5万ポンドの人の場合、3週間の有給休暇を未使用のままにしておくと 2885ポンドを失うことと同じ。

最近では休暇を​​取ることは単なる特典ではなく、生産性、創造性、そして精神的な健康にとって不可欠だという考えがイギリスでも浸透しています。
特に従業員のウェルビーイングを数値化しているところでは、精神的な健康という面に与える影響を重要視しています。

今回の調査結果は、過去1年間で「燃え尽き症候群の兆候」に関するGoogle検索が150%増加したことを受けて発表されたもので、全国の職場で深刻化するワークライフバランスの危機を示唆しているとみられています。

職場ウェルビーイングコンサルタントであるラヴィ・ギル博士によれば、有休休暇を取らないことによる影響は疲労だけではなく、十分な回復時間がないことで燃え尽き症候群を引き起こしてしまうそう。

従業員が休暇を取ることを邪魔する心理的な障壁の一つは、職場での罪悪感で、多くの従業員は、欠勤することでチームを失望させたり、同僚にプレッシャーをかけたりしていると感じているそう。人々は義務感や責任感をより強く感じることがあるなんて、何だか日本でよく聞かれることと似ていませんか?

因みにイギリスで休暇を取る人が一番多いのは12月、次いで3月や4月。
これはクリスマスやイースターの休暇時期に被っています。
逆に一番少ないのは11月で全体の休暇の1.4%しかありません。

そして、イギリスの従業員は平均すると127日前に休暇を申請するそうです。
何月何日に楽しみが待っているという具体的な考えは精神的にもプラスになるので計画は早めにたてるほうがいいらしい。


でも、2025年にタイムタスティックのプラットフォームを通じて予約された372,710件以上の休暇のうち、約5分の1(19.9%)が最終的にはキャンセルされたそうです。
キャンセルの理由は個人的なものかもしれないのですが、もし急なプロジェクトが入ったとか、代替えの人が用意できなかったという理由でこれらの休暇のキャンセルが頻繁に発生するのであれば、人深刻な職場問題の可能性があります。

レポートは「キャンセルされた休暇のパターンを特定することで、企業はチームがプレッシャーにさらされている箇所や、十分な人員が確保されていない箇所を明らかにし、解決に向けた措置を講じることができます」ということで、タイムスタティックのシステムを採用しよう(笑)とまとめられていました。

ま、自営業の私からすれば、有給休暇、うらやましいなぁの一言に尽きます!


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

0 件のコメント: