イギリスの主だった美術館や博物館が無料で楽しめることは広く知られていると思います。
物価が高いと非難されることが多いロンドンでも、そういった場所や公園ではお金をかけなくても良い時間を過ごせる。
でも美術館や博物館や公園の本来の目的は国民の教育や余暇の充実。
1824年にできたナショナルギャラリーでも、そのポリシーは受け継がれています。
さて、今日紹介するのはそんなナショナルギャラリーの北側にある別館のお話。
ローデンセンター(The Roden Centre)という名前で今年2月末にオープンしました。
私はナショナルギャラリーのメンバーになっているので、メンバーイベントなどによく顔を出すのですが、この時も建築や内装を担当した人のトークがあるというので出かけてきました。
記事にしようと写真もいっぱい撮ってきた(一応ブロガーだしね)
その割に記事が4月って遅くない?
いや、別に旬の話題ってわけでもないし(笑)
これ、入り口すぐのところの壁なんですが、面白いので紹介させて。
どのコーナーが何の絵からインスパイアされているのかクイズみたいに楽しめます。
(でも正解は載っていないから自分で考えないといけないけれど(笑)
その壁に向かって右側奥にはカラフルなドアが並んでいます。
そしてこのドア、ふつうは閉まっています。中にはトロリーが入っていて、学校で来たときに子供たちのバッグやコートなどをまとめて預かる場所として利用されています。
階段やエレベーターで3階まで上がると広いスペース。
この建物は以前からあったものを改築したものです。
以前は窓がほとんどない建物だったのですが、北側の壁のあちこちに大きな窓をたくさん作ってかなり広く明るくなりました。
トークではそんな工事中の苦労話や改装されてよくなった部分、特に工夫した部分も含めいろんなお話が興味深かったです。
例えば以前は小部屋に分かれていたために狭く暗かったので、子供たちの創作意欲には良くなかったとか、特別支援の子供たちを受け入れるために(音が響くので)他の教室を全く使えなかったとか。
特別支援学校には音に敏感な子供たちもいますからね。
今は建物に防音材をたくさん使っているのでそういった問題はなくなり、隣の教室の音をまったく気にしなくてよくなったそうです。
天井に防音効果のあるものが利用されています。いろんな場所にリサイクルされた材料が使われています。
この洗面台の周りはヨーグルトのパッケージを再利用した素材でできています。
よく見るとパッケージの一部がちゃんと入っている。
このフロアの一つ下はレクチャールームでトークがあったのもここでした。
天井が高いのと、窓の大きさがわかると思います。
よく見るとパッケージの一部がちゃんと入っている。
天井が高いのと、窓の大きさがわかると思います。
立っている二人はローデンセンターの建築家とデザイナー。
さて、今日紹介したいのは終わってしまったイベントの話や、予約がないと入れない学校単位のクラスの話ではなくて、このブログを読んでいる人たちが参加できるプログラムのこと。
さて、今日紹介したいのは終わってしまったイベントの話や、予約がないと入れない学校単位のクラスの話ではなくて、このブログを読んでいる人たちが参加できるプログラムのこと。
え、今までのはイントロ?
ちょっと長すぎない?
はい、反省しています(笑)
ワークショップなどもあって楽しそうだし勉強にもなる。
ワークショップは主にこのセンター。
学期中は月曜日から金曜日の 10am–6pmまで、予約された学校や個人の貸し切りクラスがあります。
もう秋ごろまで予約でいっぱいだそう。
でもそんな貸し切りが終わった時間、6pm–9pm(現在、金曜日のみ)
そして週末や学校のお休みシーズンは 10am–6pm の間一般に開放されて、予約の必要なく入場できます。
ワークショップは主にこのセンター。
でも、無料のギャラリーツアーなどもあって、観るのは本館だけど、ローデンセンターで受付。
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予約制のものもあれば、当日早い者勝ちなんていうものも。
是非行ってみてください。
入り口はオレンジストリートでトラファルガー広場ではありませんから要注意。
こちらがローデンセンターの建物とその入り口です。
近々行く予定はないという人でも、アプリをダウンロードして遊ぶプログラムがあります。
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