今日紹介するところはロンドンに住んでいる人にも観光で来る人にもおすすめの場所です。
知名度が低くてもいい場所というのがどんな観光地にもあるわけで、ここはそんな場所のひとつ。
ビルの影にひっそりと建つ小さなサヴォイチャペル。
サヴォイという名前はこのあたりの土地が昔サヴォイ伯爵のものだったからです。
その後王家のものになったその土地にエドワード3世の息子のひとりジョンが贅を尽くした宮殿を建てたのが14世紀。
ところが宮殿は1381年のワット・タイラーの乱のため燃えてしまいます。
その後1515年にヘンリー7世が貧しいホームレスの人たちのために中に3つもチャペルがある規模の大きなホスピタル(宿泊所)を建てて、そのチャペルのひとつが今も残っているわけです。
残念ながらホスピタルやそれ以前の宮殿部分は全く残っていません。
でもチャペルのひとつは残って、今でも使われています。
中はこんな風、美しいでしょう?
ひっそりとした外側からは想像できません。こちらが外観です。
曇り空が地味さを引き立てています(笑)結婚式や洗礼式、お葬式などの教会儀式も行われるほか、毎週日曜日の礼拝にもたくさんの人が訪れます。
こちらは故エリザベス2世の在位60年を記念したステンドグラスで2012年のもの。
ユーモアたっぷりで穏やかな人柄の方です。
ここはロイヤル・ヴィクトリア騎士団のためのチャペルで過去の騎士たちや現在の騎士たちの紋章が至る所に飾られています。
ロイヤル・ヴィクトリア騎士団はロイヤル・ヴィクトリア勲章を持った人々で成り立っていて、主に王家に貢献があった人々。
こちらが騎士団のローブ。
このチャペルは儀式が入っていなければ、月曜日から木曜日の9時から4時まで中に入ることができます。
日曜日の礼拝は11時からで聖歌隊の美しい歌声を堪能できます。
日曜日の礼拝は11時からで聖歌隊の美しい歌声を堪能できます。
ウエストミンスター寺院やセントポール大聖堂もいいのですが、ここは建物がずっと小さいので歌声と自分との一体感が素晴らしく、そこに感動する人も多いです。
なので時間が合えばぜひ日曜日の礼拝に行ってみてください。
なので時間が合えばぜひ日曜日の礼拝に行ってみてください。
8月と9月はホリデーで閉まっていますから気を付けて。
公式サイトをリンクしておきますね。
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書くのを忘れるところでしたが、このチャペルは王様のチャペルです。
このチャペルも含め、ストランド通りの土地や物件などはランカスター公領になります。
名前からしてサヴォイホテルのためのチャペルだと思う人がいるらしいのですが、13世紀にこのエリアがサヴォイ伯爵の土地だったり、その後14世紀にサヴォイ宮殿が建てられたりしたことが名前の由来。
サヴォイホテルができたのは1889年なので全く関係はありません。
もちろん、ホテルの宿泊客が礼拝に来たり中を見に来ることはよくあるそうです。
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