2019年12月14日土曜日

ヨーロッパの入国管理って最近どう?

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厳しいことで有名なイギリスの入国管理。
去年までは、ユーロ圏以外からの訪問者は、入国管理が混んでいて数時間かかったなんて話も。

最近では、日本のパスポートを持っていれば、自動ゲートが使えるので、ほぼ待ち時間ゼロ。

でも、空港のシステムって、一言でヨーロッパって括れない。

各空港でかなり差があったりします。
イギリス以外の空港では、いまだに対人の入国管理。
スキポールでは私の前に団体の日本人グループがいて、スムーズに進んではいたものの、20分くらい行列に並びました。

個人的には、ホリデー先で対人じゃない入国管理ってイギリスと日本以外ではまだ体験していません。
でも、スキポールほど並んだのは久しぶりでした。
普段はホリデーだから、比較的、地方の小さな飛行場だからというのも理由だと思います。


この写真は、この間利用したスキポール(アムステルダム)。
ここは、到着した人と出発の人がターミナルでごちゃ混ぜになるシステムです。
写真を撮った私は、出国管理を終えて、自分が乗る飛行機のゲートに向かって歩いているところだけど、到着時にもここを通った記憶があります。
そして、写真の中に見える人たちも今到着したばかり。
なので、免税店とかバーのエリアも共有。
チューリップの球根とか、さすがオランダ!


緑色の場所はハイネケンのバー。

イギリスではどうかといえば、到着した飛行機からはまっすぐ出口に誘導されます。
経由がある場合は、トランジットのゲートを抜けて、これから出発の人たちと一緒にはなりますが、そこまでは出国と入国の人たちがごちゃ混ぜにはなりません。


出国管理の場所も、各空港でいろいろ。

イギリスは出国管理がありません。
なので、手荷物検査が終われば、ゲートに行くまで自分の好きなペースで時間を使えます。

スキポールでは手荷物検査の後に出国管理があって、そのあとに免税店やラウンジがあります。
なので、出国管理は一連の手続きと一緒だから、苦にならない。

ところが免税店やラウンジのエリアと出発ゲートの間に出国管理があると、また並ばないといけなかったりして、ものすごく面倒です。
スペインやポルトガルはこのタイプなので、せっかくのんびりできるラウンジを早々に出て出国管理で並んで、何もないゲートでぼーっと待つという体験をしたことがあります。

ギリギリまでラウンジで粘って、飛行機が出る直前に出国管理に向かって、「乗り遅れるから通して」って列をスキップする人たちをよく見かけますが、そこまで面の皮が厚くない私たちは(笑)いつも早めに出国の列に並んでいます。

ところでイギリスの自動ゲート、これまで何回か体験しましたが、何回やっても「やり直し」メッセージが出て、対人ブースに行ったことがあります。
お客様の話からも、何回やっても駄目だったという人もいれば、一回で大丈夫だった、という人もいて、何がその差なのかはわからなかったんです。

今回、私自身がアムスから帰ってくるときにも、ヒースローの自動ゲートでまた「やり直しメッセージ」が出ました。
これまでパスポートを伏せて読み取りをするときに、奥まできちんと差し込むことに気を取られていましたが、実は左右も大事かもしれません。
そう、パスポートの幅よりも、読み取りエリアは左右に微妙に大きいのです。
それに気がついて、右奥にぴったり合わせて読み取ったらバッチリでした!
これがコツですって言ってるわけじゃないけど、もしパスポートの読み取り時にエラーが出たら、右か左にぴったりと沿うように差し込むといいかもしれません。

おとといの総選挙でイギリスは保守党が圧勝。
ユーロ離脱が現実のものになりました。
なので、ヨーロッパ人に対する入国管理のシステムも変わっていくかもしれません。
対日本人には、このまま自動ゲートが継続かなぁ?

シェンゲン協定国(ヨーロッパの多くの国)を訪れる日本人は、今のところビザの必要はありませんが、2021年からETIAS(European Travel Information and Authorization System/ヨーロッパ旅行情報認証システム)が導入されるそうです。
オフィシャルサイトを張っておきますね。
欧州渡航認証制度(ETIAS)(リンクします)



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