2015年8月1日土曜日

イギリス・フットボールの聖地ウェンブリーへ行ってみよう!

ウェンブリースタジアムは北ロンドンにある競技場です。
フットボールの本場、イングランドチームのホームグラウンドになるので、聖地とされています。

サッカー好きな人は聞いたことがある名前でしょう?

以前は国立競技場といった趣だったのですが、2007年に建て直された時に、陸上競技用のトラックがなくなってしまいました。

ウェンブリースタジアムにはきれいなアーチがかかっています。
これが結構遠くからでも見えるので、シンボルにふさわしい。
もちろん間近でも見えます。
近所のショッピングセンターから。

街角から、見上げるとアーチって感じです。

ロンドンオリンピックの時に整えられたスタジアムの周り。
ホテルやショッピングセンターが周りを取り囲んでいます。

ウェンブリーがオリンピックで使われたのは2回。
現在のものは2012年のオリンピックの時、サッカーの会場になりました。
なでしこちゃんたちの活躍の場です。

1948年のオリンピックで使われたのは、以前ここに建っていた、古い方のスタジアムです。
これはその時の旗。
写真だとよくわからないのですが、近くで見ると手作りなのがよくわかります。

まだ、配給切符が使われていた時代。
どの国も大きな国際行事をホストするお金がありませんでした。
もちろんイギリスにもなかったんです。
だから、お金をかけないオリンピックになりました。

選手村は学校の寮。
スタジアムも築25年の既存のもの。
選手たちの移動はバスや列車や地下鉄が利用されました。


でも普通のイギリス人にとれば、ウェンブリースタジアムはオリンピックよりも1966年にドイツを破ってワールドカップで優勝した場所という観念。
この間はおじいさんのガイドで「僕がその試合を見たのはこの辺の席だった」なんて写真を指差してくれました。


そんな話を聞きながら、スタジアム内をゆっくり見学しました。

ウェンブリーの内部ツアーは2種類あります。
一般のツアーに入って観る方法と、プライベートツアーで観る方法。

値段はずいぶん違いますが、プライベートツアーお勧めです。
一人55ポンド。
でもこんなバウチャーが付いてきます。
4枚綴りになっていて、ドリンク、記念ガイドブック、記念写真、お土産に使えます。
そして、プライベートツアーならではなのが一般ツアーでは行かない場所もゆっくりと観れること。


例えばボックス席。
サイズや位置でお値段はいろいろ。
企業や個人での年間契約になります。
一番小さくて、しかもセンターラインから一番離れていれば900万円くらい。
もちろん食べ物飲み物はついていません。

高いと思います?
コンサートとかのイベントで接待もできるし、普通の日のミーティングにも使えることを考えると、そうでもないと思います。

日本の国立競技場も、オリンピックの後で収入につながる工夫をすべき。
じゃないと維持費だけでも大変。



コンサートの時には客席の一部が舞台になります。

これはそんな舞台を片付けているところ。
ウェンブリーには屋根がありますが、全体を覆っているわけではありません。

屋根が覆うのは客席のみ。
そしてその一部がスライド式で開閉します。
屋根付きの建物としては、世界で一番大きな規模を誇っています。



きれいな芝生は人工芝と本物の芝のミックス。
イギリスでは、ほとんどのプレミエリーグもこの方法を採っています。
これは初夏の写真。
 
ある企業がサッカーの試合を楽しんでいました。
いくら払ったら試合をさせてくれるのって聞いてみましたが、知らないって答えが返ってきました(笑)



先週見に行ったときは白いシートが引かれていました。
芝生の種をまいたところだったんです。
発芽が完了するまで、鳥に種を食べられないようにという工夫。
太陽の光と水は通す、特別シートらしいです。
夏の間のコンサートがひと段落して、そろそろサッカーの準備が必要ですからね。


明日はチェルシー(リーグ優勝)対アーセナル(カップ優勝)の試合がここであります。
コミュニティーシールドと呼ばれていて、これでフットボールのシーズン開始。

どっちが勝つかなぁ。
アーセナル勝ってほしいなぁ。

ツアーに付いている記念写真はこんな風です。
カップはもちろんレプリカだけど、いい記念。

ウェンブリースタジアムのオフィシャルサイト(リンクします)



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