今回のチャリティーツアーでも、一番人気のコースでした。
このエリアはヘンリー・ジャーミンという人が17世紀後半に開発しました。
ロンドンの東で火災や疫病が流行ったりして、町が西に広がってきたのです。
当時はまだまだ珍しかったコーヒーやホットチョコレートを出すお店がいくつかできました。
お金持ちの人しか手の出ないお値段です。
お店にはお金と暇がわんさかある紳士たちが集まってきます。
ばくちをしたり、
ご飯を食べたり、
飲んだり、
雑談したり、
そんなお部屋が必要。
「遅くなったので、もう泊まっていこう」
そんな人たちのための宿泊所も必要。
それが紳士クラブの始まり。
セントジェームス通りには
「ホワイト」
「ブードゥル」
「ブルックス」
などの名門クラブが並んでいます。
でも看板はありません。
わかりやすいクラブもありますよ。
この建物はパルマル通りに建っています。
入口の紋章を拡大してみましょう。
これ、赤い方はケンブリッジ大学の紋章で、青いのはオクスフォード大学。
オクスフォードケンブリッジクラブです。
ここのメンバーになるのは、オクスブリッジ出身者ということ。
こちらはRAC(ロイヤル自動車クラブ)。
「車がすごいって広めようよ」ってことで1897年にできました。
10年後には時の王様エドワード7世のお墨付きを受けてロイヤルの称号が付きました。
それ以外にもこの通りには「トラベラーズ」「リフォーム」「陸海軍クラブ」などがあります。
こういったクラブに来る人たちが買い物しやすいので、セントジェームスには紳士用品店がたくさん並んだわけです。
靴屋さん、帽子屋さん、チーズ屋さん…。
え、なんでチーズ?って思うでしょう?
食後にポートワインを飲みながらチーズを食べるのが紳士。
チーズにこだわりがないなんて、紳士ではないのです(笑)
その昔、ウィンストンチャーチルが言いました。
"a gentleman only buys his cheese at Paxton & Whitfield"
「紳士ならパクストンウィットフィールド以外ではチーズは買わない」
これがその店内。
ちょっと拡大してみましょう。
じゃ~ん。
あの、ニュートンが住んでいました。
これ以外にもたくさんのプラークがあってお散歩が楽しい地域です。
3月14日のチャリティーツアーでは15人ご参加いただきました。
全部で225ポンド集まりました。
ご参加いただいた方どうもありがとうございました。
また、ウェブサイトやブログで情報を広めてくださった皆さんも、本当にありがとうございます。
***お知らせ***
英国公認日本語観光ガイド協会ではチャリティーツアーを行っています。
詳しくはウェブサイト(リンクします)をご覧ください。
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