2012年7月1日日曜日

きゅうりのサンドウィッチ



今日紹介するのは、イギリスらしいお料理。
きゅうりのサンドウィッチです。
「サンドウィッチをお料理とは呼べない」
そんな声が聞こえてきそうですが、
美味しいサンドウィッチを作るのには、手間もテクニックも必要です。

どんなサンドウィッチも、具と相性のいいパンがあります。
きゅうりのサンドウィッチには、白いパン。
キメは細かい方がいいけれど、工場で作られたプラスティックのようなパンはダメ。
ある程度、コシのあるパンがいいです。

午後のティータイム用のサンドウィッチなので、お昼ごはんが終わったら用意を始めます。

パン生地はしっかりこねて、濡れたペーパータオルをかぶせて1時間ちょっと置きます。
 こんな風に倍くらいに膨らんだら、きれいにまとめて型に入れて、また1時間。
 入れた時にはこんなカンジだったのに、
 オーヴンに入れる頃にはこんなに膨らみます。
焼きあがったら布巾に包んでおきます。
こうすると、パンの耳が硬くなりすぎない。
サンドウィッチを美味しく食べるコツは、いただく直前に作ること。
でも、パンは暖かいと切りにくいから、食べる時間の1時間前までには焼き上げておきます。
無塩バターも室温に戻しておきます。

さて、肝心のきゅうりです。
まず、皮をむきます(厚くむき過ぎないように注意)
そして2mmくらいの薄切りにします。
ごく軽めに塩を振って、レモンを振りかけて20分くらいおきます

さて、全ての用意が整ったら、パンを切ります。
はさむ材料によって厚みを変えます。
左はきゅうりのサンドウィッチ用で、右はベーコンのサンドウィッチ。
1.5倍くらい右の方が厚いでしょう?
バターをきちんと塗ります。
そして、軽く水分をとったきゅうりをこんな風に。
 パンの耳は全部とって、食べやすい形に切って出来上がり。
今日紹介したのは、イギリスのきゅうりのサンドウィッチです。
日本では何でも「こうするともっと美味しい」みたいに工夫をしちゃうんですが、
「イギリス風」を楽しみたいなら以下の工夫はご法度です(笑)

1、バターにマスタードやマヨネーズを混ぜる。
2、きゅうりの水分をとりすぎる。
3、きゅうりの皮をむかない。
4、ハムなど、きゅうり以外の材料を加える。

さあ、なぜご法度か? 
1は、きゅうり本来の味が楽しめません。
2は、食べるときにぱりぱり音がします。
3は色が濃くなりすぎ+上品な味でなくなります。
4はボリュームがありすぎ。

もちろん、イギリス風にこだわらないなら、好きなように作ってください。


きゅうりのサンドウィッチは、おなかが空いていない時に食べるのが基本です(笑)
おなかが空いている時には、ベーコンとレタスののサンドウィッチ。
こっちは桃太郎君用。
耳は切り取らずに、ざっくり半分に切ってお皿に盛ります。




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