今日紹介するのは、イギリスらしいお料理。
きゅうりのサンドウィッチです。
「サンドウィッチをお料理とは呼べない」
そんな声が聞こえてきそうですが、
美味しいサンドウィッチを作るのには、手間もテクニックも必要です。
どんなサンドウィッチも、具と相性のいいパンがあります。
きゅうりのサンドウィッチには、白いパン。
キメは細かい方がいいけれど、工場で作られたプラスティックのようなパンはダメ。
ある程度、コシのあるパンがいいです。
午後のティータイム用のサンドウィッチなので、お昼ごはんが終わったら用意を始めます。
パン生地はしっかりこねて、濡れたペーパータオルをかぶせて1時間ちょっと置きます。
こんな風に倍くらいに膨らんだら、きれいにまとめて型に入れて、また1時間。
入れた時にはこんなカンジだったのに、
オーヴンに入れる頃にはこんなに膨らみます。
焼きあがったら布巾に包んでおきます。
こうすると、パンの耳が硬くなりすぎない。
サンドウィッチを美味しく食べるコツは、いただく直前に作ること。
でも、パンは暖かいと切りにくいから、食べる時間の1時間前までには焼き上げておきます。
無塩バターも室温に戻しておきます。
さて、肝心のきゅうりです。
まず、皮をむきます(厚くむき過ぎないように注意)
そして2mmくらいの薄切りにします。
ごく軽めに塩を振って、レモンを振りかけて20分くらいおきます。
さて、全ての用意が整ったら、パンを切ります。
はさむ材料によって厚みを変えます。
左はきゅうりのサンドウィッチ用で、右はベーコンのサンドウィッチ。
1.5倍くらい右の方が厚いでしょう?
バターをきちんと塗ります。
そして、軽く水分をとったきゅうりをこんな風に。
パンの耳は全部とって、食べやすい形に切って出来上がり。
今日紹介したのは、イギリスのきゅうりのサンドウィッチです。
日本では何でも「こうするともっと美味しい」みたいに工夫をしちゃうんですが、
「イギリス風」を楽しみたいなら以下の工夫はご法度です(笑)
1、バターにマスタードやマヨネーズを混ぜる。
2、きゅうりの水分をとりすぎる。
3、きゅうりの皮をむかない。
4、ハムなど、きゅうり以外の材料を加える。
さあ、なぜご法度か?
1は、きゅうり本来の味が楽しめません。
2は、食べるときにぱりぱり音がします。
3は色が濃くなりすぎ+上品な味でなくなります。
4はボリュームがありすぎ。
もちろん、イギリス風にこだわらないなら、好きなように作ってください。
きゅうりのサンドウィッチは、おなかが空いていない時に食べるのが基本です(笑)
おなかが空いている時には、ベーコンとレタスののサンドウィッチ。
こっちは桃太郎君用。
耳は切り取らずに、ざっくり半分に切ってお皿に盛ります。
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