2023年9月27日水曜日

フィッシュアンドチップスってどう?

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お客様にお食事の希望をうかがって、結構な比率で帰ってくる答えは「フィッシュアンドチップスが食べたいです!」

正直に言っていいですか?

たまに食べるのはいいけれど、やっぱり週に何回もだと飽きてしまいます。

ガイドになりたての頃は、ほぼ毎日のようにランチがフィッシュアンドチップス。
その当時(90年代の半ば)は午前中にロンドンの市内観光、ランチの後にウインザー城の観光といったパッケージツアーが主なお仕事でした。
毎日同じレストランなので、お店の人に頼んで私だけ別のものを出してもらうことも多かったです。

ここ15年ほどは、パッケージツアーをやらなくなったので、訪れるレストランのクオリティーは上がったけど、フィッシュアンドチップスの人気は健在です(笑)

イギリスでは、いろんなところで食べることができるフィッシュアンドチップス。
普通はタラとかの白身のお魚とポテトを揚げたものです。
でも専門店に行けばカレイその他いろんなお魚がメニューに出てきます。
個人的には、タラが一番おいしいんじゃないかなぁ、とは思います。

ちょっと写真を紹介しますね。

これはお客様とよく行くパブのフィッシュアンドチップス。
パブだと、ビアバターといって、てんぷら粉をビールで溶きましたっていうのが普通です。
色よくカリっと揚がるそうです。
緑色のものは「マッシーピー」といって、グリーンピースみたいなものをつぶして味付けしたもので、よく付け合わせに出てきます。
グリーンピースが付いてくるときも多いです。


これでお値段は21ポンド。
これに飲み物を注文して、サービスチャージを入れると30ポンドくらいになります。
レストランのメニューを見る時には、食べ物だけじゃなくて、飲み物やサービスチャージを加算する必要があることを忘れないようにしないと、お勘定の時にびっくりするかもしれません。
レストランでは、日本のように、お店に入って単品の値段だけ支払って出るシステムではありません。

同じメニューでも、これは旅行会社がアレンジしたパブでのフィッシュアンドチップス。
お魚のサイズが全然違うのがわかりますか?
他にも衣の厚みがすごくて、中に入っているお魚は成形されたものでとても食べられたものではありませんでした。
多分、サービス込みで10ポンドから15ポンドくらいで出していると思います。

お次はフィッシュアンドチップスの専門店。
衣が全く違うのに気が付きますか?
専門店の衣は、揚げるための油の量が多いからなのか、本当にサクッと仕上がります。
普通はお持ち帰りの部分と、中で食べることのできる部分で、入り口も別々。
お値段にも差をつけている場合が多いです。
これは22ポンド、日本円にすれば4000円。

材料も人件費や家賃なども値上がりしているので、ロンドンではそれほど高いとは思わないお値段です。

こちらはガストロパブという感じのところで注文したフィッシュアンドチップス。
5年くらい前だったかな。
その当時15~18ポンドだったように記憶しています。

こちらはお持ち帰りのカフェみたいなところで食べたフィッシュアンドチップスで、座席数も限られるし、席が空いていれば座れますといったスタンス。
でも15ポンドくらいなので、他と比べると安くておいしいところです。

どこで食べるか、どんなものを期待するか、予算はいくらくらいか、いろんな要素で選択の幅が広いお料理ともいえます。


ところでイギリス人はおうちでフィッシュアンドチップスをお料理する人は多くありません。

統計を取ったわけではないですが、これまでおうちで料理するという人に会ったことがないです。

でもスーパーマーケットの調理済みコーナーにフィッシュアンドチップスは存在するので、温めて食べる人はいると思います。
もしくはお持ち帰りをおうちに持って帰ってきたり、出前を頼んだり。

お台所が汚れるのを防ぐために、揚げ物はしないという人が多いイギリスです。



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