2014年7月15日火曜日

ハンプトン宮殿

ロンドンの南西にある、ハンプトンコートです。
地下鉄ゾーン(地下鉄じゃないけど)6に位置しています。
なのでトラベルカードやオイスターカードでもアクセス可能。

ウォータールー駅から36分です。

ここは1日がかりでじっくりと観てください。

チューダー朝(400年から500年前)の宮殿やチャペルも見ごたえがあります。

また、ジョージアンの時代(200年から300年前)の部分も面白い。

家具や調度類も当時を意識して展示してあります。
このお部屋なんて、すぐにお茶が飲めそうでしょ?
お部屋のわきにはポット類も揃っています。
3種類のポット。

何に使ったのかな~?
わかりますか?
左から、紅茶、ホットチョコレート、コーヒーのポットです。

さて、それではジョージアンの時代、一番高価だった飲み物は?

それはホットチョコレートです。

そして、ハンプトン宮殿の中にはホットチョコレートの専門キッチンがありました。
もちろん専門のシェフがいます。
名前はトーマス・トシエー。
彼のキッチンが当時の様子で再現されています。
こんな道具を使ってホットチョコレートを作ったんです。
ポットの頭が丸く高くなっているのは撹拌の棒が収まっているため。
出来立てのホットチョコレートは、キッチン脇の階段を上って、すぐに王様に届けられました。
ここのシェフの奥さんグレースはグリニッチでホットチョコレート屋さんを始めたそうです。
王様専属のチョコレート屋さんの奥さんなわけで、箔がついています。
ここ以外にも、ロンドンのメイフェアやセントジェームスにチョコレート屋さんができました。

高貴な人たちが集まる場所ということで、そのいくつかは紳士クラブになりました。
ロンドンで一番入るのが難しいクラブ「ホワイト」も、元はチョコレート屋さん。

大英博物館の中に、ホットチョコレート屋さんの名刺やカップも展示されています。
ロンドン滞在中に併せてみると面白い。
エンライトメントギャラリーの一番南側のケースです。


ハンプトン宮殿で忘れてはいけないのがお庭。
1年中楽しめますが、5月の終わりのバラと6-8月の形式庭園が見事。
いくつか写真を載せておきます。



写真を撮らなかったけれど、この脇に大きなブドウの木があります。
先週行ったときには実がたくさんなっていて見事でした。
グレート・ヴァインと呼ばれて250年位前に植えられたものです。
毎年300㎏程の実をつけて、9月初旬にそのブドウを買うことができます。





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