桃太郎君は、今週から新しい学校に通っています。
18歳までは、私立の男子校に通っていました。
普通なら、今年は大学の1年生です。
でもイギリスでは、ストレートに大学に行く以外にも、いろんな選択があります。
今年から、大学の費用が値上がりしたので、去年に比べると15%ほど、願書が減ったそうです。
もちろん、進学せずに、就職する子もいます。
また、短めの時間働きながら、その職業に役立つコースを、企業のバックアップで勉強するなんてシステムもあります。
桃太郎君のお友達の何人かは、ギャップイヤー(Gap year)です。
ギャップイヤーというのは、大学に行く前の1年間、社会勉強をする制度です。
世界旅行をする子もいますし、外国でボランティアする子もいます。
また、イギリスで、自分が将来就きたい仕事を体験してみる子もいます。
そういった体験の後、進路を変えることもしばしば。
私たちのお友達の子は、アメリカに社会勉強に行って、そこが気に入ったから、アメリカの大学に入ったなんて話もあります。
また、実際に世間を見て、学部などの選択を変える子もいます。
いい話だけではなくて、遊び癖がついてしまって、そのまま進学を放棄した子供もいます。
桃太郎君は、芸術関係に進みたいので、大学に行く予定です。
でもイギリスの大学は、日本のように広い範囲にわたる教育ではなく、かなり専門的なことを勉強します。
そこで「芸術」と、ひとくくりにはできないので、1年間のファウンデーション・コースが設けられています。
1年で、広くいろんな分野を試してみて、その中で自分に合った分野を模索するのです。
桃太郎君は、映像、アニメーション、写真、ファインアートの4つの分野に興味があります。
それぞれ、その分野でのトップクラスの大学が異なるわけで、ファウンデーション・コースを体験してみた後に、専門分野を絞ることが可能になります。
いくつかの大学が、このファウンデーションコースを持っているので、桃太郎君もそのひとつに在籍しています。
今までの学校と違って、なんと、ほとんどが女の子なんですって。
「かわいい子いた?」なんて、ティムちゃんは早速聞いていました。
「まあ、ちょっとだけだけど」って言うのが、桃太郎君の答えでした(笑)
でも、桃太郎君の好みは、見た目はともかく「頭のいい子」らしいです。
ティムちゃんは「若い時に、できるだけたくさんの、かわいい女の子と付き合え」なんて、むちゃくちゃなアドヴァイスをしています。
でも、桃太郎君いわく「僕はそんなに頭が良くないから、パートナーも頭が悪いなんて、最悪の組み合わせ」だそうです。
なんだか「ちょっと考えすぎなんじゃないの?」と思います。
ティーンエイジャーの男の子が考えることって、ちょっとわかんない。
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