これはサウスロップの地区教会です。
スーパーモデルのケイトモスが結婚式を挙げた教会。
結婚式の時は、パパラッチなんかで村は大騒ぎだったんですって。
この写真は、オフィシャルフォトのサイトから拝借。この写真で見ても、シンプルな地区教会であることはわかるはず。
この教会は随分古くって、ドゥームズデイブックにも載っています。
イギリスの教会の壁を見て、ヘリンボーン(赤で囲んだような模様のこと)だったら、サクソンの時代であることも多いのです。
サクソンはウイリアム征服王の前の時代。
だから1000年以上前に建てられたということ。
うえの写真は中に入って行く私の後姿。
中はとってもシンプルで、ところどころにノルマンのスタイル(円形のアーチ)を見ることが出来ます。
奥のほうはゴシック。
ゴシックというのは、とんがり窓のスタイルのこと。東の窓には鳩が降りてくるモチーフ。こういった場合の鳩は「Dove」と訳します。
「Pigeon」というのも鳩ですが、英語にすると全く意味が違います。
教会の中や、宗教画にでてくる「Dove」は聖霊という意味があります。
三位一体の重要なひとつ。
この教会の見所のひとつはフォント(聖水入れ)
洗礼式の時に使う、大切なものです。
これは900年くらいの歴史があるそうです。
左の人物が持っているのはタブレット(石の板)
この人はモーゼ。彼以外はみんな槍や剣で何かをやっつけています。これはキリスト教の美徳を表していて、それぞれの誘惑に打ち勝って、美徳を手に入れるという意味があるのです。
それぞれの彫り物の上に、美徳の名前が刻まれていました。
この教会は普段鍵がかかっていて、お守り役の人に開けて見せてもらいました。
地区教会が開かれていないなんて、とても残念なことです。
ここでの礼拝は、近くの地区教会と牧師さんが掛け持ちなので、週によって時間が違います。
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