今日紹介するのは「Quenington」というコッツウォルズの小さな村です。
ここの地区教会は、ドゥームズデイブックに載っているそうです。
ドゥームズデイブックというのは、ウイリアム征服王がこの国にやってきたときに作らせた土地台帳です。
900年以上前のお話。
イギリスではある建物(特に教会など)や町の名前がドゥームズデイブックに載っているかどうかで「歴史があるのか、そうでないのか」の区別をすることがあります。
この教会は、その後も何回か建増しや改築が行われたようです。
ウイリアム征服王はノルマンディーから来ました。
そこで、建築家達も大陸からやってきたわけで、この時期(11世紀後半から12世紀)の様式をノルマン様式といいます。
どっしりとして、アーチが半円形なのが特徴。
こんな感じです。素朴な彫刻がとてもステキ。
年月を感じさせます。
このアーチはおそらく800年くらい建っているんじゃないかな?他の部分はほとんどがゴシック。
ずっと後に建てなおされた様式です。
内側はすっきり。こんな面白いお墓がありましたが、碑は読むことが出来なかったので、誰のものかはわかりませんでした。骸骨をモチーフにしたお墓や記念碑は珍しくはありません。
生きている人に、「死」を思い起こさせるという目的がありました。
チューダー朝に流行った考えですが、その前後にも例があるので、特定するのは難しい場合があります。
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