この間紹介した、お城があるのも東側。
また、自然が好きな人は、ナショナルトラストが管理している、白い崖の上の休憩所なんかもあります。
今日紹介するのは、あまり日本の人には知られていない、ドーヴァーの西側の見所です。
ただ、かなり足に自信のある人じゃないと、きつい行程かもしれません。
とりあえず歩くので、歩きやすい靴というよりは、しっかりウォーキングシューズで行ったほうがいいと思います。
まず、必要なのは、地図。
絶対に必要です。
本当ならOSのウォーキングマップを手に入れるべきだけど、値段も張るので、お金を使いたくなければドーヴァーの街のインフォメーションセンターで「Western Heights」のパンフレットを手に入れてください。
そこに簡単な地図が載っています。
で、このウォークは人気のないところがほとんどなので、女性の一人歩きはお勧めできません。
実は、この写真を撮ったときには、私は一人で歩いていました。
お天気のいい日曜日の午後だったので、きっとたくさんのウォーカーがいると思っての行動でしたが、後から考えると何もなかったからよかったものの、ちょっと無謀かもってカンジでした。
途中からは拾った石を片手に持って、ちょっとドキドキしながら歩いたので、あんまり精神衛生上良くなかったかな?
「Western Heights(ウエスターンハイツ)」というのは、ドーヴァーの街の西側です。
ドーヴァーの港は南に面して開いています。
その両側(つまり東と西)はかなりの高台で、2000年前にはローマ人たちが両方の高台に灯台を建てました。
東の灯台があるのが、現在のドーヴァー城。
そして西の灯台があったところは、なんとナポレオン時代に、敵(フランス人)がドーヴァーから上陸した時に、一網打尽にできるような、殺人要塞(!!)が建てられたのです。
これは英語でDrop Redoubtという名前です。
興味のある人は、年に数回観光をすることが出来ますから、日にちを合わせてお出かけください。
詳細はこのサイトから。
普段は私がやったように、周りを歩くことが可能です。
このエリアへはドーヴァーの駅から歩いて20分かからないと思います。
どこが正式な入り口かという事は気ににせずに、好きなところから歩き始めるといいです。
こんな風に木の扉があって、

でもあらかじめ、どんな風に歩くかは、決めておいたほうがいいかも。


どんどん上がっていくと、ドーヴァーのお城が見える?

ブログの写真、どれでもクリックすると、少しだけ大きくなります。

写真で観るとたいしたことはないけど、本当にいきなりの崖。
だから子供をつれている時は絶対に目を離さないで。

崖をまたぐ橋でもあったんでしょうね。

でも水が張ってあったわけではなくて、敵を陥れるため。
しばらく歩いていくと、どんどん下り坂になって、細ーい小道の先に、いきなりこの壁。
崖の真ん中に要塞があるわけです。

壁にたくさんの細長いスリットが入っています。
これが殺人のためなのです。
つまり、敵をこの崖に陥れて、銃で皆殺しにするわけです。
こわーい。

地図の上ではここを降りていけるはずなんですけどね。


すごい規模です。
要塞とか、軍事関係に興味のある人たちにはたまらないと思います。
所要時間は2時間弱かな?