イギリスのお昼ご飯

昨日、久しぶりに髪を切りに日系の美容院に行ってきました。
予約が取れるかどうか確信はなかったのですが、週の半ばということもあって、いつも担当のヒロコさんが空いていました。
ラッキー。
しかも彼女は明日から、ちょっとだけ日本に里帰りをするそうなので、もし今日以降だったらしばらく待たないといけないところでした。
切り終わるのが多分お昼頃なので、お昼ごはん、どうしようかなーなんて考えていたんですが、ふと誰かを誘ってみることを思いつきました。

誰がいいかな?
ロンドンの中心地でお勤めしている人で、事前に約束していなくてもパッとでてこられる人。
たくさん候補者がいるわけじゃないけど、最初に思いついた人がOKでした。


「ロンドンでお勤めの人たちは、どんなものをお昼に食べているんですか?」
そんな質問をお客様からされるたびに「人によっていろいろ」なので、返答のためには、こちらから質問の必要がでてきます。
例えば職種。
例えば年収。

一般的にオフィスで事務職の人たちは、サンドウィッチかなぁ?
でもひとことでサンドウィッチといっても、外のカフェで食べると5ポンドくらい?
パブで食べると、7-8ポンド。
だって、飲み物の値段も入るし。
おうちから手作りを持ってくると、もちろんもっと安くなります。

レストランで定食みたいなものを食べるなら、下は12-3ポンドくらいから、上は上限はありません。
でもレストランだと、1時間くらいしかランチタイムがとれない人には、少し時間的にきついかもしれません。
そこで、一般論ですが「ランチはレストランでとることが多い」という人は「時間に制約されていない職種で、お金にもそんなに困っていない人、もしくは会社が出してくれる人」と想像する事ができます。

最近はオフィスの多い地域では、サンドウィッチに代わって日本食も人気です。
ヘルシーなイメージだからかな?
テイクアウェイのお店も随分出来ました。
また、オフィスまでお弁当を配達してくれるサーヴィスもあります。
お弁当の値段は、5ポンドくらいからあるようです。

お昼ごはん時に侮れないのが日本食のレストラン。
お茶が無料で付いてくるところなんかも多いし、トータルで考えると、安く上がるケースが多いです。
夜、ごはんを食べに行くと高いレストランでも、お昼は日替わり定食なんかを10ポンド程度で出していたりします。

これは、レストラン三越のランチコース。
月替わりで3コースのセットが22ポンド。
先週食べた時の写真です。
前菜は豚肉のしゃぶしゃぶサラダアイディアはいいけど、サラダの野菜がいまひとつだった。
パックのサラダみたいな野菜。
ピーマン系のものも彩りで入っていたけど、ドレッシングには全く合ってなかったし。
残念だったのは、これが食べたかったから、美味しいのが判っているステーキ定食やとんかつ定食を注文しなかったこと。
今度からは、惑わされないようにしよう・・・。

メインを一口食べて、本当に後悔。
八町味噌のビーフシチュー、名前は美味しそうだけど、ビーフは煮込み方が全く足りていない。
ジャガイモまで生煮えだったし。デザートは甘いものを食べないので、フルーツにしました。三越レストランの名誉のために書いておきますが、ここの他のランチはお勧めです。
特にステーキ定食ととんかつ定食。
確か15ポンドくらいだったと思うけど、お肉の質がすごくいい。
カウンターでおすしを食べない時は（日曜と月曜はすし職人の大島さんがお休みなので、カウンターが閉まっている）この２つの定食のどちらかを食べます。

昨日はどこで何を食べたかというと、みやまという和食屋さんでとんかつ定食をいただきました。
これで１０ポンド。
お茶も付いてくるから、飲み物を別に頼まなくてもいいし。
三越と違って、観光の人はほとんどいません。
味はね、三越のほうがちょっと上かな?
お肉がちょっと薄かった。
でもお味噌汁じゃなくって、豚汁が付いてきたのでボリュームはすごくありました。

お昼を一緒に食べたのは、ロンドンの中心地の日系会社にお勤めの人です。
週に２－３回はオフィスにお弁当を届けてもらうそうですが、残りは外のレストランで食べるそうです。
圧倒的に、和食が多いそうです。
レストランも、スーツ姿の日本人が圧倒的でした。