昨日はコッツウォルズの1日観光のお仕事でした。
3人の女性客。
車とガイドを貸しきっての観光です。
依頼を請けた会社から「コッツウォルズ観光、9時から5時までの拘束、立ち寄る場所は、ストウとボートン」というインフォメーションが入っていました。
私はあまり旅行会社を信用していません。
へんな言い方で、誤解されるかもしれないので、ちょっと補足しておきますね。
旅行会社の営業の人が、長い付き合いのお客様のツアーを依頼してくる時は、本当に細かいことまで現地に伝わってきます。
お客様の嗜好とか、以前の問題点とか、以前の渡航暦なども、手に入ることがあります。
でも、一般のお客様がただ単にガイドを依頼する場合、どうしてそこに行きたいのか、そこで何を期待しているのかといったことまでは、こちらには伝わらない場合がほとんどです。
だから、朝お客様にお会いして、話をすると、「え、聞いていませんよ、そんなこと」っていう場合があるのです。
特に、ガイドを個人手配されるお客様は、一般のツアーだと行くことが難しい場所だったり、他の人と一緒がイヤだという理由が多いので、もし、依頼の内容が一般的なものだったりすると、大概、「どこかで話が繋がっていない」という結果になります。
そこで昨日も早めにホテルで待機して、お客様に出発前にお話を伺いました。
で、お話の結果、やっぱりご希望と手配は食い違っていたので、予定の村は行かずに、全く別のプランをその場で作りました。
もちろん車のマイレージとか、拘束時間などの制約があるので、そういったことを踏まえたうえで、いろいろ提案させていただきました。
イギリスには何回も来られていて、イギリス関係のテレビ番組は全て目を通しているという「イギリスオタク(笑)」のお客様で、話の中で、コッツウォルズで日本人がティールームを経営しているという話になって、「じゃあ、そこにも行ってみましょうか?」ということに。
実は、このティールームを経営している一家は、お父さんとお母さん、そしてお嬢さんという組み合わせなのですが、お父さんがガイド試験(コッツウォルズ地方ガイド)に受かったことで、ガイド協会関係で知っていたのです。
ウィンチコムという町のハイストリートにお店があります。
上の写真がそう。
「まさか来られるとは思わなかった」ということでお客様は大変にお喜びでした。
こちらもご案内できて、うれしかったです。
これはコンサーバトリーといって、おうちの後ろ、裏庭に面したところ。
サンルームのようになっています。
もともとは裏庭の一部だったところなので、植えられている葡萄の木が天井を這って、実もついていました。たっぷり時間があったわけではないので、30分ほどお茶の時間を取れたくらいなのですが、この訪問は「特別な時間」だったみたいです。
お茶はここのスペシャルブレンドをいただきました。
ティーセットはこんな感じです。
ウインチコムはそんなに大きくないので、町に入ればすぐにわかると思います。
Juri's Tea Room、サービスがすごくいいです。
2 件のコメント:
こういうお話を聞くと、さすがみきさんはプロフェショナルだなーと感心してしまいます。
(私の記憶違いでなければ)以前、間違いメールでガイド料が高いと書かれたことがありましたよね。でも、こういうことにもさっと対応できるわけですから有名観光どころのことを説明するだけの普通のガイドさんとはやはり全然違うのでしょう。
Pharyさん、おはようございます。
最近は、お客様から直接仕事を請けることが多いので、余計に意思の疎通には敏感になります。
今回なんて、本文には書かなかったけど、レイルパスを持ってご旅行の方たちでした。
週末にほとんどの路線でメンテナンスがあったので、ご希望の路線に問題があるかないか、携帯の小さな画面で調べるのは至難の業でした。
前もってわかっていたら、おうちで調べてプリントアウトしていったのに、と思いました。
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