少し前にも先輩のガイドから、お客様で被害にあった方がいらしたと聞かされたばかりです。
ロンドンでは制服を着た警官がたくさんいます。
私服の警官がいないとは言いませんが、私は街中で私服警官が尋問している様子などは見たことはありません。
知らない人から声をかけられたら、荷物などのガードを固くした上で、大声で周りの人を呼ぶといいと思います。
ロンドンは大都会の割にはとても安全な町です。
気を引き締めてさえいれば、危ない目に会うことはありません。
知らない人は信用しない。
嫌な言い方ですが、声をかけてくる人は、何かが欲しいからそうするのです。
以下は日本領事館から送られてきた案内です。
偽警察官詐欺への対策(ロンドン警視庁作成)
最近、私服警官を装った犯罪者にだまされてクレジットカード及びその情報を与えてしまうという事件が複数
発生しています。
犯罪者はカード情報を使い不正にお金を引き出しています。
この時期、事件は増加しているものの、被害に遭う可能性は低いと思われます。
しかしながら、不案内な土地を訪れているときは普段以上に注意をすることが大切です。
ご自分を守る上でのいくつかのポイントを次のとおりご案内します。
ひと気のないところへ連れていこうとする人に要注意
この種の犯罪を行おうとする者は、被害者をひと気のないところへ誘導しようとします。
一般的な手段としては、道を尋ねてきます。
見知らぬ人に付いていく前によく考えましょう。
警察官に呼び止められたら、警察の身分証明書カード(Officers Warrant Card)の提示を求めてください。
身分証明書カードが本物であることをじっくり確かめてください。
本物の警察官は嫌がりません。
Metropolitan Police(ロンドン警視庁)の身分証明書はとても特徴のあるもので、Metropolitan Police のロゴ及び“POLICE OFFICER”の語が記されています。
また、本人の写真、名前、階級及び証明番号も含まれています。
さらに、カード上にはホログラムもあります。
ほとんどの警察官は、金属でできたMetropolitan Police 紋章の付いた黒いホルダーにカードを入れています。
本物の警察官は、証明書番号(warrant number)を覚えており、この番号を速やかに答えられなければなりません。
番号は6桁の数字であり、証明書カードに記載してあります。
路上では、いかなる者に対しても銀行情報や暗証番号(Pin Number)を伝えたり、銀行又はクレジットカードを渡したりしないでください。
本物の警察官が路上であなたに声をかけたとしても、これらの情報を聞くことはありません。
警察官だと称する者がこれらの要求をする場合には、すべて偽者であると考えてください。
この場合には、速やかにその場から立ち去り、警察に電話(999)をしてください。
身分証明書には、銀行(クレジット)カードではなく、旅券(パスポート)又は運転免許証を使用してください。
警察官に呼び止められ、身分証明書の提示を求められることがあります。
この際、相手が本物の警察官だと思われる場合には、パスポート又は運転免許証を提示してください。
あなたの身分を証明するには、これで十分です。
あなたの身分を証明するのに銀行又はクレジットカードを提示する必要はありません。
怖がらずに警察官が何をしているのか、何故しているのかを聞いてください。
あなたが呼び止められたことに疑問がある場合には、理由を聞いてください。
警察官は、呼び止めた理由を明確に答えなければなりません。
警察官は、呼び止めた理由をその場で記録しなければならず、あなたはその場でそれを写す権利があります。要求してください。
英語が分からないときは。
警察官は通訳を使うことができ、必要があれば電話を通じて路上でも行えます。
もし(警察官の言うことが)理解できなければ、警察官にその旨を伝え、通訳に連絡するよう依頼しましょう。
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