2007年9月22日土曜日
懐かしい味
お客様からよく頂く質問のひとつが
「日本のもので恋しいものってありませんか?」
食べ物ですね、やっぱり。
私はロンドンに住んでいるので、正直お金さえ出せば大概の物は手に入ります。
でも手に入らないものも沢山あります。
最近欲しいもの。
1、青梅。
自分で梅干を作ってみたいのですがちょっと無理でしょうね。
まだホンの子供の頃、ママが作っていたのを覚えています。
2、ジュンサイ。
こちらでは売っていません。
お味噌汁にして食べたい。
私は食い意地が張っているので、食べたいものがあるとかなりの努力は惜しまない方です。
おうどんが大好きなんですが、海外では必ず乾麺です。
こんなのうどんじゃない!!!
そこで自分で小麦粉を練って作ります。
最近急に気温の落ちたロンドンで、この間から私が食べたくて仕方がない物。
「すじ肉の味噌煮込み」
こってりしたあの味を何とか手に入れたい、ということで近所のお肉屋さんに出かけました。
いい地域に住んでいる弊害というものがありますが、お肉屋さんもそのひとつ。
羊の胸肉とか豚バラとか、この辺りでは申し訳なさそうに「ペットのえさにするから」と言って買う人もいます。
「すじ肉」というボキャブラリーがないので(医学用語なら知ってるけど)欲しいものを伝えるのが大変です。
私が今回言ったのは、「筋肉が骨につながっている部分があるでしょう、あの一部がユックリ煮込むと透明になってゼリーのようになるんだけれど、作りたいスープに是非必要なの。置いているかしら?」
「そんなこと聞いたことがない。」
がお肉屋さんの答え。
そこで怯んではいけません。
「普通は煮込みってスネじゃない? 多分その骨に近いところだと思うんだけど。」
「うーん、じゃあ探してみるから来週覗いてみて」
「どうもありがとう、余計なこと頼んでごめんなさいね。」
いつも思うことだけれど、イギリスで生活をしているとお店の中ではお客の方が店員よりも「Thank you」を沢山使います。
まあドウでもいいけどね。
と言うことで今日やっと念願のすじ肉を手に入れました。
写真は上から煮込んでいるところ、
取り出してこれから小さく切るところ。
長ネギを加えてしょうがと味噌で味を調えて出来上がり。
自分で言うのもなんだけど、すごく美味しい。
ちなみにすじ肉はタダでした。
いつも結構使ってるから、かな?
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2 件のコメント:
こんにちは。リヴィエラのYukakoです。
先日はコメントありがとうございました。早速遊びに参りました。
すじ肉の味噌煮込み美味しそうですね。
ロンドンではすじ肉は簡単に手に入らないんですね。イタリアはブロード(コンソメ)を作るのに使う人もいるのでわりと手に入りやすいです。
ブロードもおいしいですが、やっぱりこうやって味噌煮込みにして食べたいな~。
Yukakoさん、こんにちは。
キャー、3月からブログをはじめて実は初めてのコメントです。
ありがとうございます。
フランス側のリヴィエラは行ったことがあるのですがイタリアはイスキアしか知りません。
素材はイタリアってお野菜が特に美味しそうですよね。
お料理が大好きなのでいつかイタリアでお料理してみたいです。
リヴィエラ小町のブログ楽しんでいます。
是非イタリアのお料理のお話も書いてください。
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