2007年9月7日金曜日

ダブルグレイジング

私のおうちは築80年くらいのフラット(アパート)です。
そういうと日本の方にはオンボロアパートに聞こえるかもしれませんが、古いものが大好きなイギリスでは古いというカテゴリーには入りません。
一般の人が住んでいる住宅でもエレガントなジョージアン(200-250年前)とか奥ゆかしいクイーンアンの時代(300年前)なんていう言葉が頻繁に飛び出すお国柄です。
1930年代に作られたものは「最近」の部類に入るわけです。
それでも実際住んでいるといろいろ不便なところが目に付いて,その都度改装や修理をしていきます。
ティムちゃんがこのフラットを買った時にも主寝室の窓をダブルグレイジングにして、外の音が聞こえないようにしました。
ダブルグレイジングというのは2重窓のことです。
このおうちが建てられた80年前には車の往来が今よりずっと少なかったので、窓のガラスは薄くて外の音が入ってきます。
他の寝室も徐々にダブルグレイジングにしましたが、リビングルームの大きな出窓だけは手付かずの状態でした。
この手の業者との関係はイギリスではストレスの元になります。
以前キッチンを全面改装したときも、工事に一ヶ月以上かかって随分精神的な負担になりました。
今回はこの取り付けに関して実況中継していきたいと思います。
ダブルグレイジングの会社はセールスが盛んで、新聞や雑誌の広告や電話の勧誘などいろんな媒体を使っています。
イギリスには昔から手に職を持っている人たちの「ギルド」というものがありました。
これは労働者のものではなくて、見習いを終えてひとり立ちした職人のみがメンバーに成ることを許されます。
会社に入らずに自営業が多いのも、こんな資格制度がきちんとしているためです。
ところが偽証も多くて、そのためにいわゆる「カウボーイ」がはびこる国でもあります。
プラマーや大工さん、左官屋さん、電気工、ガス関係など専門家がたくさんイエローページに名前を連ねています。
でも何か問題があったときに電話やメールでしか連絡がつかないというのは以前の経験で懲りているので、地元にショールームのあるちゃんとした業者を選びました。

昨日、9月6日にセールスマンがやってきました。
朝9時に来るというのでまっていると、15分くらい過ぎてからチャイムが鳴りました。
とても感じのいい大柄の人で、簡単にサイズを測って他の窓なんかと比べながら出された予算は3000ポンドでした。
まあそれぐらいかなーと思っていた金額なので、ティムちゃんはあっさりここに決めてしまいました。
以前の会社は手付金と称して20から50%くらいを契約時に取っていたのですが、ここは何もなしだそうです。
次の日にサーベイヤーが来て、詳しいサイズを測っていきました。
工事の日がいつになるかはオフィスから連絡が来るそうです。

0 件のコメント: