2024年10月13日日曜日

トランプにそっくり?

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もうすぐアメリカの大統領選ですね。
ハリス氏とトランプ氏のどちらが勝利するのかにはもちろん興味がありますが、私は特にどちらかを応援しているわけではありません。

そして今日の話題はそういった政治には全く関係のないお話です(笑)


この間バーツ病院のツアーに参加した話を紹介しました。

バーツ病院は1123年にセント・バーソロミューという聖人を祀った修道院から始まりました。
なので病院の脇にはセント・バーソロミュー教会が建っています。
正式にはセント・バーソロミュー・ザ・グレート(偉大な聖バーソロミュー)教会。

ヘンリー8世が英国国教会を設立して、修道院が解散した後、それまで病院内のチャペルとして機能していたものが国教会の教会になって、セント・バーソロミュー・ザ・レス(小さな聖バーソロミュー)教会と名付けられます。
この小さな教会は病院の敷地内、ヘンリー8世ゲートを入ったところにあって、病院関係者でなくても入ることができます。
ただ、やっぱりゲートの内側ということもあって、知らない人も多いんですよね。

この間のツアーの時に集合時間まで間があったので、ちょっと中に入ってみました。
シンプルな内装。
写真を撮ったりしているとフレンドリーな係の人がいて、私がガイドだというと「じゃあ君が知らない面白いものを見せてあげよう」と言って教会のお庭に連れて行ってくれました。

「この庭にトランプにそっくりなガーゴイルがいるんだよ」って。

ガーゴイルというのはイギリスの建築によくみられる飾りのひとつ。
雨どいの先とかについていたり、こんな風に窓の飾りになっていたりします。

これは建物の材料に石灰石を使うことが多いイギリスで、雨水が下って建物が傷むことを防ぐ方法のひとつとして雨水を撥ねさせるために設けられた工夫です。
ちょっと面白いものやグロテスクなものを作ったので、本来の目的よりも装飾的な意味で興味を引くことが多いです。

人間や動物、そして架空の生き物をかたどったものも多いです。
その一つがトランプに似ているなんて、興味津々ですね!

どうですか?
パッと見たときは似てるかもって思ったけれど、こうして落ち着いて見てみるとそうでもない気がします。

不機嫌そうに曲げた口元はそれっぽいかも(笑)
実物を見てみたい方はセント・バーソロミュー・ザ・レス教会へどうぞ(リンクします)

教会の入り口に面して左手に回り込むようにすればお庭。
そこから見える教会の側面に面した窓のひとつです。








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2024年10月11日金曜日

プレミアムボンド、1年持ってみた結果

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去年の12月にイギリスのプレミアムボンドを紹介しました。

記事にも書きましたが、実際にはボンドの購入は9月。
なので、今月で1年間持っていたことになります。
それではこの1年間でどんな結果が出たのかシェアしたいと思います。

11月 2つの賞金
12月 3つの賞金
1月  2つの賞金
2月  2つの賞金
3月  賞金無し
4月  賞金無し
5月  1つの賞金
6月  2つの賞金
7月  1つの賞金
8月  賞金無し
9月  2つの賞金
10月 賞金無し

ということで、1年を通して15回の賞金を受け取りました。
といっても金額は25ポンドから100ポンドといったもので、大した額ではありません。
初回から4カ月続いて当たりだったので、それが普通かと思ってしまってお雛様の日にチェックした結果を見たときはかなりショックでした(笑)
4月もハズレだった時には解約して他の金融商品を探そうと思いましたが、面倒だったのでそのまま。

結局、私が受け取った賞金を預入額に対する年間の利子に換算すると3.25%に相当します。
ファンドに対する賞金が4.40%(NS&I ウェブサイトよりの抜粋)ということなので、ちょっと少ないかもしれません。

が、賞金が当たる確率が21000分の1(NS&I ウェブサイトよりの抜粋)ということを考えれば15回当たったということは全然悪くない結果と言えるかもしれません。
確率から言えば1~2回当たればいい額しか入れていません。
しかも無税だから所得の申告時にいろいろ計算しなくてもいいし。

次の結果は11月2日。
当たるかなぁ?

最近行ったレストランがハズレばっかりで嫌だなぁと思っていましたが、人生そんなに悪くないかも(笑)






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2024年10月10日木曜日

YeYe Noodleに行ってきた!

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さて、バーツのツアーの後、ちょうどランチタイムだったので、評判のいい中華を食べることにしてリバプールストリートまでエリザベス線に乗りました。

ファリンドンの駅からたった2分!
すごく速い。

そこから徒歩で数分。
細い路地に面したお店「Ye Ye Noodle(リンクします)」です。


12時過ぎにお店の前に着きましたが、すでに待っている人たちがいました。

ここは予約を取らないので並ぶしかないです。
でももう一つの支店では予約を取るらしい。

幸い一人だったので、カウンター席に空きがあって、私はほぼ待たずにお店に入ることができました。

さて、何を飲もうかとメニューを見たら、「自家製のお酒、52%」おぉ~。
面白そうだけど、強いお酒は飲めないので諦めました。
念のためにワインはないか聞いてみたけれど、ありませんって。

カウンターはこんな忙しいキッチンに面しています。
次から次へとオーダーが入る。
ほとんどのオーダーは名物のビーフ麵。
麺をゆでてビーフを乗せて、青菜を乗せてスープをかけたら出来上がり。
あっという間に仕上がっていきます。

私はここのとってもジューシーなポークの焼き餃子とレンコンのはさみ揚げに興味があったのでお水とそれらを注文しました。

「熱いから気を付けて」とカウンターに運ばれたのが焼き餃子。
小籠包を焼いたようなものと日本語で形容するレビューを読んでいたので一口で食べられるサイズだと思っていましたが、考えが甘かったです。
すごく大きい。
そしてウェブの写真と全然違う!!


そして意外に皮が固いのでナイフとフォークがないとお箸では食べようがない。
大きくて丸くて硬いからお箸で挟んで持ち上げられない形状なんです。
仕方がないので何とか一口分を切り分けて食べましたが、そうすると中のジューシーなスープが全部出て行ってしまう。
4つ入りを注文したので試行錯誤しながらいろんな方法を試してみました(笑)

ある程度冷めるまで待ってから、手で持ってかぶりつくのが最善の方法かも。
重要なのは、白以外の服を着ていくこと(笑)


こちらはレンコンのはさみ揚げ。
すごく期待していたけれど、油っこくてちょっと私の好きな味ではありませんでした。
そしてこれも大きい。

こちらはひとつ食べただけだったので、お勘定の時に包みましょうかと聞いてくれましたがお断りしました。

こちらがお勘定。

麺料理はおいしそうだったので、もし次に行く機会があれば注文してみるかもしれません。




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2024年10月7日月曜日

バーツ病院の修復現場を見てきたよ!

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イギリスには古いものが多いので、それらの修復や現状維持のためにコンサベーションチームが組まれて活躍する場面が多いです。

ひっそりと行う場合もあれば、「見てみて!私たちはこんなことをしています!」といった公開ツアーを設ける場合もある。

今回紹介するのはそんなひとつ。
イギリス最古の病院セントバーソロミュー病院の修復などを担当している「バーツヘリテイジ(リンクします)」の活動です。

ガイド協会のプレスで紹介があったので、さっそく申し込んでツアーに参加してきました。

バーツ(セントバーソロミュー病院)はシャーロック・ホームズファンにとっては聖地のひとつ。
緋色の研究の中で、シャーロックホームズがジョン・ワトソンと初めて出会う場所がここの研究室という設定。

そんな所縁もあって、バーツのミュージアムには記念のプレートがあります。
絶対にブログに書いたはずだけど、記事が見つからない。
プレートの写真はありますよ。
ちゃんとオンラインツアー用にファイルしてありますからね(笑)
これこれ。
バーツの博物館に入っています。
他にもベネディクトカンバーバッチのシャーロックでは彼が飛び降りることで有名な場所。
(シャーロック、シリーズ2エピソード3)

実際にはバーツはロンドンで一番の循環器、そしてガン治療で有名なところです。
中央には噴水があって、それに面して病棟があります。
博物館がある。バーツの北館が現在修復中。
そしてそこにコンサベーションチームが入っています

私が訪れたのは先週。
参加には、足元を含め服装は気にしなくても大丈夫。
というのも安全靴、ヘルメット、そして安全ベストなどが貸し出されます。
安全靴のために、靴下を忘れないこととイギリスの靴のサイズを知っておくことが大事かな。
屋内のツアーなので、着替えをする部屋にコートや大きな荷物は置いておけます。
さあ出発。
この建物は18世紀のもの。
色々見ながら進んでいきます。
そして、足場を登って天井近くの修復現場へ。
わぁーすごい。
天井の飾りがこんなに間近に見られるんだ!
作業中の人に質問したりもできます。
彼女が持っている、白いフワフワのものは、なんと日本製のティッシュ。
丈夫なので修復には欠かせないそうです。
太めの綿棒が見えるでしょう?
こういった道具を使って長年の汚れを取っていくそうです。

もともとの壁はこんな緑色だったそう。
下にかかれている名前は寄付をした人たち。
20ポンド以上寄付すると名前が残されたそうでS、17世紀からのパトロンの名前が残されています。

NHSになってからも寄付は続いているそうで、そんな現代のパトロンの名前もありました。

子の北館にはグレートホールとよばれる部屋があって、そこへのアプローチは以前は大きな階段を上がっていきました。
大きな絵が2枚。
風刺画で有名なホガースの作品。
こちらは小さなコピーです。

この大広間の下の階は博物館とオフィスで、おそらく来年か再来年には再オープンの予定です。

少人数のツアーだし、質問も丁寧に答えてくれるので英語がちょっと苦手でも参加しやすいと思いました。

因みに私が参加した時は私を含めて5人。
是非どうぞ!








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2024年10月5日土曜日

アクトンの和食レストランに行ってきた

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日本のお料理がどこででも食べられるようになってきた感があるロンドン。
その中でもいくつかのお店は和食というよりもジャパニーズレストランといった方がいい場合もあります。
顧客が現地の人向けでも、味が確かなレストランもあるし、お値段を抑えているせいか、日本人が多くいくという評判でも行ってみたらがっかりといった場合もあります。

ま、レストランの味が自分に合うか合わないかというのは個人的な判断だし、絶対的なものではないです。
私がおいしいとか、逆にそれほどでもなかったというところでも別の人にとればその人なりの感想があって当然。
なのでレビューを読むたびに思うことは、そのレビューアーの好みが自分に一致しているかどうかというのもかなり重要なポイントです。


さて、ロンドンにはアクトンという町があって、日本人が多いことで知られています。
というのも日本人学校があるから。

特に地下鉄のウエストアクトンのエリアが日本人が多いと思う。

ただアクトンとひとくち言っても広いので、全部がそうとは限りません。

先日、そんなアクトンでお仕事が終わったので、ランチにいい場所がないか和食で探したらいくつか出てきました。
パッと見たとき江戸だと思って行く気を失いましたが、よく見るとエゾ。
蝦夷ということは日本人がやっているお店の確率が高い。
名前で判断するべきではないかもしれませんが、外国にある日本レストランで、「これは絶対日本人のネーミングセンスではない」といったお店を見かけます。
そして普通は味やサービスも予想通り。

蝦夷レストランは駅につながる住宅地の、お店が並んだ通りにあります。
間口そのままのサイズで、グラウンドフロアに数席のカウンターとテーブル、地下に降りるといくつかのテーブル席とお手洗い。
お昼に開いて通しで夜9時まで。
レビューを見てみようと検索したら、ミックスビーの求人広告が出てきました。
ウェイター&ウェイトレス(簡単な調理含む) シェフ募集中!
○チップあり
○まかない付き
○フレンドリーで働きやすい環境
○英語ネイティブスタッフと働く英語環境
治安のいいアクトンエリアの隠れ家的日本食レストラン

これは久々のヒットかも。
でもウェブサイトを見るとイギリスでよくある出前専門のような雰囲気。

それでも「虎穴に」ということで行ってみました。

こちらがオーナーシェフの松谷さん。
So Restaurant や Miyama といったロンドンで知られたレストランの料理長を務めていたそうです。

「オープン当時は忙しすぎてカスタマーサービスが行き届かなかったこともありましたが、やっと満足できるサービスを提供できる時間の余裕もできました」ということです。

顧客はほとんどが地元の人たちで日本人は少ないそうです。

とりあえずまずは飲み物ということで、冷酒があるか聞いてみました。
お仕事終わりですからね(笑)

そうしたら、日本酒は最近置きはじめたばかりとか。

マス酒で出てきましたよ。

それで、おすすめのお寿司でおまかせができるか聞いてみました。
そうしたら、おすすめが数品だけなので、それでいかがですかって。

エビとサーモンとマグロとホタテ。
レビューにおしんこ巻きがおいしいって書かれていたので、それも入れて造ってもらいました。
こちら。
正直サーモンは断ろうかとも思ったんですが、ローカルの人向けのお店だとこれが主なネタですから断らずに入れてもらいました。

ビックリだったのはエビが生だったこと。
ホタテは甘くてむっちりで満足。
シャリは甘さ控えめ。

松谷さんとおしゃべりしていたら、カウンターにこんなものを発見。
西京焼きが大好きなので、これは食べてみたい。
しかもロンドンではあるまじき16ポンド(安い😮)というお値段!!
こちら。
私の好みよりもずいぶん甘口でした。
甘口すぎるのが苦手なら、注文時にショウガか何かを添えてもらうといいかも。
もしくはお酢の物も注文するといいと思います。
こちらはお勘定。
お鮨だけなら£24.90ですね。

出前が主なのが理由なのかチップは含まれません。
キャッシュで置くか、清算後でもカードでチップは払えます。
美味しかったし満足なランチだったけれど、もう少しネタに幅があればもっと楽しめただろうと思います。
数日前に予約して食べたいものを伝えたらいいかもって思いました。
BYOはやっていないみたいだけど、コーケージを取ってBYOにすればいいのになって思いました。





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2024年10月2日水曜日

草間彌生のエキシビション(無料)に行ってきたよ!

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草間彌生は世界的な人気のコンテンポラリーアーティストの一人です。

テートモダンを含め、有名なアートギャラリーで展示があるのでアートに興味がない人も名前は知っていると思います。
テートが作った子供用の「草間彌生ってどんな人?」がわかりやすい。

このビデオにあるように、彼女の作品は水玉模様がよくモチーフに使われます。

そんな彼女の展示会が小さなギャラリーであるというのでチケットを取って行ってきました。
チケットは必要ですが、無料の展示です。


少し前に紹介したハルシオン(リンクします)もそうですが、ロンドンには小さなステキなギャラリーがたくさんあるので、訪英時に時間の余裕があればぜひ組み込んで欲しいところ。



今回訪れたVictoria Miro の展示にも水玉パワーがいっぱいでした。
入り口でチケットを見せて中に入るとミラールーム用の小さなチップを受け取ります。
ミラールームに入るときにこれがいるので忘れずに受け取ってください。


有名なミラールームの中。
今回はガイドのお友達、さっちゃんと一緒。
壁が永遠に続いているのが不思議でいつまでも居たくなる錯覚に襲われますが、3分すぎると目がチカチカして出たくなります(笑)
丁度いい頃合いに係員から追い出されるから安心して。
行列が出来ている時だけかも知れないけれど、私が行った時は4-5人だけ入れて、数分で総入れ替えのシステムでした。

こちらの作品は「再生の時」

この作品を取り囲むように壁にいろんなアートが展示されています。
日本語で書かれているメッセージもある。
何人かに「これなんて書いてあるかわかる?」って聞かれたので
「グーグルレンズでチェックすればいいよ」って答えました。
こういった言葉ってシンプルに訳すのもいいけど、もっと深い意味合いがあるかもしれないので難しい。
通りすがりの人に、その人のバックグラウンドもわからず訳すのはためらってしまいます。

最近はグーグルレンズ含め、便利な世の中です。
ここのアートの内容もQRコードでダウンロードするタイプ。
紙の案内がどんどん減っていますが、そういったテクノロジーに疎い人たちもいるのでその辺のバランスが難しい時代ですね。

この「神経の死」はギャラリーに入ってすぐの展示なのですが、2階の天井から下がっています。
古い建物を活かした展示で面白いなって思いました。
最初見てすぐにこの間訪れたクリックインスティチュートの脳神経のオブジェ(リンクします)を思い出したので、タイトルを見てすぐに納得(笑)



こちらはおにわに置かれた「天国への階段」

ミラーに映る写真を撮るのがおもしろい。
さっちゃんに撮ってもらったけど、ひとりだったら誰かほかの人に頼んだかな?
どうだろう?
日本語で話している人もいたので頼みやすい環境ではあるかも?


他にもブロンズのオブジェが置かれていました。





お庭には池もあって、藻がいっぱいなこともあり、とても非現実的な空間に一役買っていました。


このエキシビションは無料なのですが、チケットが必要です。

展示は11月2日までで、毎週月曜日の12時正午(イギリス時間)にその週の予約が始まります。
私は昨日11時55分ごろにサイトにアクセスしたら、12時に「私のスロットは620番目で、27分後くらいにアクセスできる」という案内にページが切り替わりました。
あと1分の案内が出てきてちょっとドキドキ(笑)



多分、無理かなって思っていたのですが、12時15分ごろにアクセスできて、翌日の朝のチケットが取れました。
他のチョイスもたくさんあったので、かなりの枚数がリリースされているようです。

場所は東ロンドン。
私はキングスクロスの駅前からバスでアクセスしました。
キングスクロスから214か205のバスで20分くらい。

1時間くらいゆっくり楽しむのがお勧めです。



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