2016年10月2日日曜日

海外でクレジットカードを使うときの注意点

今日のロンドン情報ブログリストはこちら(リンクします)


来年の日本行き、本当に楽しみ。

何となく形になりつつあります。

それにしても円は高い。

私が最初イギリスに来た時、なんと1ポンド250円くらいだったんですよ。
一時300円近くになったこともあります。

いつも4ポンドで1000円って考えていて、何もかも円換算すると高く感じたのが懐かしい。

最近はお客様にこちらの情報を差し上げる時(お給料とか、年金とか)すごく安く感じるようになりました。
今日のレートで1ポンド130円。

このグラフはここ10年間のポンドの値段。

250円くらいから120円台まで幅ありすぎ!
それって倍くらいの差があるってことよね。


ポンドとユーロのレートにしても今年の幅はすごかったです。
6月にスペインに行っていたとき、レートは1ポンド1.3ユーロくらいでした。
年末に1.4ユーロを超えた時に、ティムちゃんが少しユーロを買っておこうかと言っていたのですが、ユーロの口座もないし、多額の現金を自宅に置くのも嫌なので、そのままにしていました。
第一私たちは殆どの支払いをカードで済ませるので、現金ってあんまり使わないのです。
でも春になって1.3ユーロを切ると、ちょっともったいなかったな~って。

スペインには4週間くらいいたのですが、発つ少し前にユーロ離脱の選挙があって、お部屋のテレビでイギリスの選挙速報を見ていました。

実は絶対に離脱しないと思っていたので、ポンドが持ち直すって思っていたんですよね(笑)
ところが夜中すぎにどうやらまずいことになりそうだと気が付きました。

夜中だけど、下に降りてホテル代清算してもらおうかな?
結局は着替えるのが面倒でそのままにしましたけど。

翌朝、フロントでポンドが更に下がりそうだから、とりあえず清算して欲しいって申し出たら、なんと長期滞在だから1週間ごとに自動支払いになっていたそうです。
チェックインの時に出したカードにそのまま課金していたらしい。
4週間分のホテル代じゃなくて、1週間だけ悪いレート。
よかった~。

ということで最後の1週間分だけチェックアウト前に支払いました。
これ以上さがるの嫌だから、支払いは現地通貨ではなくてポンドで。

この支払は、1ポンド1.14くらいのレートでした。

ところがその日に食べたお昼ごはんや夕ご飯の金額は1.3前後で計算されていることがカード明細ではっきりしました。

こう書くと、そういったところまで普段からチェックしているように聞こえますよね?
でも私もティムちゃんもカード明細なんてチェックしません。
二人ともかなりルーズな方だと思います。
ティムちゃんなんて明細の封筒すら開けないまま。

今回は全く別件でカード会社に問い合わせをして、その関係で1年分の明細がまとめて送られてきたんです。
それで明細のチェックができたというわけ。
最初はユーロ離脱が原因だと思っていたんですよね。

ところが4週間の間の支払いで、ポンドで清算の両替レートが異常に悪い。
ユーロ清算のものは1.3ユーロ前後なのに、ポンド清算の場合は1.2ユーロを割っているものがちらほら。
ホリデー中のレストランはブログに書いたり日記にしたりするので、レシートを保存(といっても封筒にまとめて入れてあるだけだけど)してあります。
なので、ポンド清算でもユーロの金額がいくらなのかわかります。

暇も手伝って調べてみたら、とんでもないことを発見しました。


カード清算の時に現地通貨かカード発行国の通貨か選べるケースがありますよね。
何とそのレートはカード会社のレートではないんです。

そのお店が自分でレートを設定できるんですって!
というか、手数料を上乗せ設定できるんですって。

知らなかった~。

これまでイギリスでお客様がお支払いの時に、
ポンドで清算しますか?それとも円でしますか?なんて日常茶飯事。

お客さまから「どうしましょう?」
そんな風に聞かれて、いつも答えに困っていました。

今までは円で清算したらその金額が確定なので、あとで為替が大きく変わった時に思ったよりも安かったとか高かったってことがない安心がメリットですって案内していました。
また、このレートよりも円が上がると思えばポンドにすればいいし、円が下がると思えば円がいいかもしれませんが、決めるのはお客様が決めてくださいって案内していました。

まさか、レート自体を各お店が手数料込みで決めているなんて想像もしませんでした。
でもこの事実を知って、ホリデー中のレートの不思議が理解できました。
お店やレストランのすべてがすごい金額を乗せているのではないにしろ、手数料を取っていることは事実なようです。

でもカードを使って現地通貨で清算すると、手数料がかかるカードもイギリスにはありますから、どっちもどっちなんですけどね。
それでもイギリスのお金に関する情報サイトでは、自国通貨への自動変換機能(DCC)は利用しない方がいいという見方みたいです。
今回のホリデーに関しては10%近い金額が手数料になっているところもありました。
今回参考にしたサイト(リンクします)

気になる人は「DCC決済サービス」で検索すると仕組みがよくわかるはず。
ただ、外国のお金はどう動くかわかりません。

安心を取るか、いいレートを選ぶかって難しい。

となると、いいレートの時に現金にして、キャッシュ払いがいいのかな?

皆さんも海外旅行の際はお気を付けください。

今朝のBBCで、イギリスは来年3月からユーロ離脱の手続きに入るみたいなことを言っています。
また、レートに影響あるかも。



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