キューガーデンは、ジョージ王朝時代に作られました。
ジョージ王朝は、1715年に即位したジョージ1世から4世までの約100年ちょっとの間のこと。
キューガーデンは特に、ジョージ3世とその母親、オーガスタ皇太后とのかかわりが深いのです。
植物園の中には、ジョージ3世の時代に使われた小さな宮殿があります。
名前はキューパレス。
管理はロイヤルパレスで、ハンプトンコートやロンドン塔と同じ扱い。
以前は別料金が必要だったのに、現在キューの入場料に含まれるようになりました。
中の展示も最近ずいぶんよくなったので、是非立ち寄られることをお勧めします。
これなんかは、ジョージ3世の朝ごはんセット。
手前左手はゆで卵を作るための器具で、取っ手のリングの下には砂時計。
ジョージ3世は神経系の病気で、一時はカトラリーの使用も禁じられていました。
「The Madness of King George」という映画では、王の病気を中心に当時の王室を描いています。
今は亡き、ナイジェルホーソーンがすごく好演で、お勧めのイギリス映画。
邦題は「英国万歳!」らしい。
「Madness」とは、狂気ってこと。
病気のために、公にも顔を出さず、この小さな宮殿に住んでいたそうです。
やっと病状が快方に向かって、再びカトラリーの使用が認められたのもこの宮殿でのこと。
その時代のメニューの一部がこのテーブルです。
ジョージ3世は神経系の病気で、一時はカトラリーの使用も禁じられていました。
「The Madness of King George」という映画では、王の病気を中心に当時の王室を描いています。
今は亡き、ナイジェルホーソーンがすごく好演で、お勧めのイギリス映画。
邦題は「英国万歳!」らしい。
「Madness」とは、狂気ってこと。
病気のために、公にも顔を出さず、この小さな宮殿に住んでいたそうです。
やっと病状が快方に向かって、再びカトラリーの使用が認められたのもこの宮殿でのこと。
その時代のメニューの一部がこのテーブルです。
中央にパイが3種類並んでいます。
ウズラの丸焼きもある。
イギリス人の女の子(ティーンエイジャー?)が、テーブルを見て叫びました。
「うゎーっ、ミアキャットも食べてたんだー!!」
↓
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確かに似てますけどね、こんな風にお皿に載せると。
このお部屋にいた人たち、大うけでした!!
ちなみに、これはウサギです!
宮殿のお隣には菜園やキッチンもあって共に公開されています。
これはアーティチョーク。
つぼみの時に食べるので、花を観る機会は珍しいかも。
壁沿いに桜が植えられていて、さくらんぼがいっぱい。
これはえんどう豆の一種みたい。
赤い花が咲いていました。
キッチンの建物の中には、宮殿の食費専門の家計簿。
こんな風に何でも記録が残っているのがイギリスのいいところ。
さて、このキューパレスとキッチンはエリザベスゲートが最寄なのです。
メインのヴィクトリアゲートからは歩くと距離はありますが、お勧めです。
広いキューガーデンの、全く逆側にもジョージ3世時代の建物。
シャーロット王妃のコテージです。
このシャーロットとは、ジョージ3世のおくさんのこと。
日本庭園からずっと林の中をずんずん歩いていくと・・・
いきなり現れます。
このあたりはうっそうとした森の雰囲気。
5月ごろにくれば、そんな木々の間のブルーベルがきれいなところ。
ぜひ違う季節にも来てみて下さい。
18世紀中ごろから末にかけて建てられました。
田舎の農家をモチーフにしているところは、マリーアントワネットと同じ。
現在中の展示はホガースの銅版画などがびっしり。
個人的には、近くにいるならちょっと歩いてみる?ってカンジのところです。
わざわざこれだけを観に来る価値はどうかな?
ただ、もちろんブルーベルの季節は別です。
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