2012年4月18日水曜日

Eltham Palace

今日紹介するのは、ロンドン郊外のステキなおうちです。
ロンドンで観光といえば、つい中心地ばかりを思い浮かべてしまいますが、簡単に公共の乗り物でアクセスできるちょっと郊外にもお勧めがたくさんあります。

Elthan Palace(リンクします) は名前から想像できるように元は王室の宮殿でした。
でも近くにあるグリニッチ宮殿の方が人気で、どんどん廃れていってしまったところ。
テムズ川の傍にあるというグリニッチに比べると、陸路でのアクセスのみというエルタムは不利なんでしょうね。
現在はイングリッシュヘリテイジが管理しています。

どれくらいロンドンに近いかというと、お庭からの景色にロンドンが見えるくらい。
この部分が一番古くって、ばら戦争のエドワード4世のころ。
それ以外はコートルド夫妻(スティーブンとヴァージニア)がリースを買った1930年代につくられて、すべてアールデコ様式。
これは表玄関から入ってすぐのレセプション。
つい先日テレビを見ていたら、スティーブンフライとヒューローリーの対談で、この部屋が使われていました。
特徴があるので一目で分かった。
中央のドアの両側のはめ込み細工は右がバイキングで左がローマ兵。
つまりヨーロッパの両端ということです。

この部屋は丸天井にガラスの小さな穴が無数にあいています。
そこからナチュラルライト。
このお部屋に入る前、お屋敷の玄関脇にはお手洗いがあります。
「遠路はるばるお客様が到着したら、まずお手洗い」ってすごくニーズに合っているなぁと感心しました(笑)
おそらくオリジナルのまま?
蛇口なんかもしっかりデコしていて、思わず写真を撮ってしまいましたが、実は館内は写真禁止です。
このラジエーターなんかもかっこいいなぁ。
ゆっくりとお部屋の数々を見ていたら、時間が経つのが早いこと!
私のお気に入りはヴァージニアの部屋(特に浴室)と、上で紹介したレセプションルーム。
それからその奥にある、小さなお花専用のキッチン脇(ガイドブックにはフラワールームと紹介されている場所に入る、手前右手)がお気に入りなんだけど、ここには詳しく書きません。
是非実際に見て楽しんでください。
一家のペット、キツネザルのためのちょっとした仕掛けです。

コートルド夫妻が住んでいた時にはキッチンだった場所はティールーム。
ここではお茶が飲めます。
これはクリームティー、4.75ポンドでスコーンが2つ。
ちゃんとクロテッドクリームもついていました。
ここのスコーンは少し柔らかめ。
お友達はキャロットケーキを注文しました。
エルタムパレスには合計で3時間くらい居たかな?
ロンドンブリッジ(鉄道)から20分くらいでモッティンガムという駅に到着します。
そこから徒歩で10分くらいです。

アールデコに興味があるなら是非どうぞ。
お庭も手軽なサイズです。

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