2012年4月27日金曜日

白内障の手術

上の写真は典型的なイギリスのNHS病院の受付エリアです。
この写真を撮ったのは、朝早い時間なので(確か8時頃だったと思う)すいていますが、9時を過ぎる頃からどんどん人が増えてきて、座る場所がない時もあります。

で下の写真はプライベート病院の待合室。
今回白内障の手術でお世話になった病院は、ロンドンの中心にあります。
もちろんこれが典型的なわけではありません。
もっとすっきりしたデザインのところもあります。
これなんかは、おうちの居間みたいでしょう?
居心地が良さそうだけど、ゆっくり座る間もなく、病室に案内されてしまいました(笑)
ハーリーストリート(プライベートの専門医がずらっと並んでいる通り)の近くです。
余談ですが、コナン・ドイルもこの近くに眼科の診療所を構えていました。

手術は20分くらいらしいのですが、ちゃんと個室が用意されています。
桃太郎君が使っていた、NHSの個室の方が広いかな?
でもNHSとちがって、フラットスクリーンのテレビにはスカイスポーツと、映画のチャンネル。
加えて、ルームサービスのメニューもありました。
ワインリストももちろんあって、しかも王室御用達のワインマーチャント ベリーブラザーズのワインが並んでいました。
料金が良心的だったので、ちょっと感心。
しばらくすると、今回執刀してもらう先生がやってきました。
本来なら、プライベート保険の会社から勧められるお医者さまに診てもらうはずだったのですが、お勧めのお医者様は、ティムちゃんが調べたら、白内障以外にもいろんなこと(ボトックストかも!!)を扱っている先生だと分かって、断りました。
いろいろなところから聞き込んで、探してきたのが今回の先生です。
問題のある白内障の専門のお医者さまです。
この先生には以前診察してもらっているし、その時に詳しい説明も受けているので、随分と気がラクです。
「あ、こんにちは」ってカンジかな?
で、この先生が緑色のペンを取り出して、私の顔に矢印。
思わず「それって消えないマーカーとかじゃないですよね?」って言ってしまいました。
こういうところ、大阪人だなぁ。
しかも先生がいなくなってすぐに写真を撮るし。
だって、いい記念になるかなーって思って(笑)
ティムちゃんはあきれてましたけど。

その後は、麻酔の担当医が詳しい説明なんかをしに来てくれました。
「本当に目に注射とかするの?」って聞いたら、しませんって。
ああよかった。
手の甲から薬を入れて、半分眠ってる状態になるそうです。
でも全身麻酔じゃありません。
それから目薬の麻酔も使うそうです。

1週間ほど前に、以前白内障の手術をしたことのある先輩のガイドから
「みきちゃん、言わない方がいいかもしれないけど(だったら言うなよー)手術の時って目に注射するのよー」って脅かされていたのです。
その時はそれ以上話が進まないように「知ってます、全然ヘイキだもん」って嘘ついたんだけど、ホントは随分怖かったのです(笑)

さて、次に来たのは看護婦さん。
必要な書類にサインしたりするのも、全てこの部屋です。

そして、彼女が私に渡したもの。
じゃーん、なんだか分かりますか?
使い捨てのパンツです(笑)
以前に何回か手術したことがあるけど、こんなのを渡されたのは初めて。
せっかく一番かわいいパンツをはいてきたのに。
3日ほど前に病院から電話がかかってきて、身長と体重を答えたのはこのサイズのためかなぁ?
でもこのパンツ、かなりジャンボサイズだった。
寝巻きに着替えもします。
後は呼ばれるまでお部屋でくつろいでいればOK。

手術のことはさっぱり覚えていません。
(全然レポートになってないじゃん)
麻酔の部屋に入って、手の甲に針を入れて、2-3言何かに答えた記憶はあるけど、目が覚めたら全て終わった後で、自分の病室に戻っていました。
手術の間、ティムちゃんはゆっくりテレビを見ながら待っていたそうです。

目が覚めてしばらくしたら、看護婦さんがお茶を持ってきてくれました。
予定では、その後レストランで夕食を食べようと思っていたけど、疲れていたのでタクシーでまっすぐリッチモンドに帰りました。
とにかく無事に済んでよかった。

6 件のコメント:

nekonasu ねこなす さんのコメント...

手術、無事に済んでよかったですね。
これからも気をつけないといけないのかな?
私も、目の検査を毎年オプティシャンにやってもらってます(親が緑内障なので)。

miki bartley さんのコメント...

ねこなすさん、こんにちは。
お返事が随分遅れました。
緑内障も怖い病気ですね。
どんな病気でも、マメに検査をして、早期発見だと処置の選択が可能なようです。
面倒がらずに定期健診に行くのはいいことですよね。
明日、フォローアップの検査に行きます。

rottenmeier さんのコメント...

遅ればせながら、無事手術成功、よかった!待合室の雰囲気と言い、ちょっと時代がかっている気もしますが、それはそれでイギリスらしくていい感じです。
術後の経過も良いようですね。私は老化で目が疲れやすくなった気がします。気をつけなければ。

miki bartley さんのコメント...

ロッテンマイヤーさん、おはようございます。
昨日担当の先生のところで経過の検査をしてきました。問題なしの太鼓判をもらって、うれしかったです。
なんと視力(中間と遠く)が20-20だといわれました。モノフォーカスなので、近くを見るのに読書用のめがねが必要ですが、それ以外は何も必要ありません。こんなに良く見えるのは、生まれて初めてです。
来月、右目も手術の予定です。

匿名 さんのコメント...

手術、無事に終えてよかったですね。
確か、みきさんはかなり近眼とのことでしたが、
白内障の手術をすると近眼も治るのですか?

miki bartley さんのコメント...

どんな人工レンズを入れるのかによるようです。
バイフォーカル(遠くと近くの両方に焦点を合わせるタイプ)はまだ問題が多いそうです。
私はモノフォーカルのレンズにしましたが、中程度と遠くはとても良く見えるようになりました。
つまり近眼は治りました。
ただ、近くは読書用めがねが必要です。