2009年12月28日月曜日

クリスマスにもらったもの

ティムちゃんはクリスマスが大好きで、いつもステキなプレゼントを私に選んでくれます。
今年の私のクリスマスリストには、一番上に「ハンドバッグ」が欲しいと書いておきました。

私は歩きながら仕事をすることが殆どなので、あまり大きなバッグは持ちません。
バッグの中に入れるものは、
ハンカチ
ティッシュ
リップバーム
お財布
カードケース
携帯電話
暇つぶしの本
一筆箋
ペン
お仕事のドキュメント(A4サイズの紙を折りたたんだもの)
そんな感じです。
たまにA5サイズの地図を持ち歩く時もあります。

これが全部入れば、小さければ小さいほどいいのです。
秋の終わりごろから、いろんなお店を覗くたびに、どんなタイプのバッグが欲しいのか、ティムちゃんにそれとなく(笑)ほのめかしてはおきました。
でもね、正直なところ、半分以上あきらめていたんです。
最近のバッグって、かわいくない。
私のテイストが時代に合わないのか、ファッションが悪いのかは置いといて、欲しいと思わせるバッグがなかなか見つかりませんでした。
最近のバッグって、ポケットとか、バックルとか、タッセルとか、やたらジャラジャラ付いていて、大きめサイズばかりです。
小さめのものは本当に何も入らないので役に立ちません。

ところがやっと11月になって「いいじゃん、これ」と思えるバッグを見つけたのです。
ちょうど、ティムちゃんと桃太郎君と一緒に、ロンドンにいた時。
ティムちゃんいわく、
「ショーウインドウに吸い寄せられるように、歩いていったから、すぐにどのバッグだかわかった」

そのバッグは、ちょっとラメ系の赤で、サイズも手ごろ。
早速お店に入って肩にかけてみると、スタイルもぴったり。
「でも、みきちゃん、これすぐに飽きちゃうんじゃない?
確かにかわいいけど、ちょっと派手だし、他のものに合わないよ。
去年だって、欲しいって言ってた靴、買ってあげたのに、履いてないじゃん」

そう来ると思って、11月にその靴はバッグまで買って(1回だけだけど)履きました(笑)
とりあえず、希望は伝えたわけだし、その時はそれだけ。
それからも事あるごとに、もっと控えめなバッグの方が長持ちするとか、シックな装いの方がお仕事の時にいいだろうとか、いろんなことを言ってくるので、正直なところ、ちょっと迷ってしまいました。
実際、派手なラメ系は、場所を選んじゃうかもね。
でもね、私はやっぱり大阪出身だから、「目立ってナンボ」の精神が体のどこかに棲んでいるんです。

そして、クリスマスの日。
一体ティムちゃんがどんなバッグを選んでくれたのか、プレゼントのことが待ち遠しくって、5時半に目が覚めてしまいました。
こんな風に子供の心に戻ることが出来るって、クリスマスならでは(爆)

それでいろんな小さなプレゼントをあけて、やっと、ティムちゃんが大きな箱を私の前に置きました。
因みに6時45分に起きた私たちが、たくさんのプレゼントをあけていって、もう後数個なんて時には9時を廻っています。
途中でシャンペンを飲んだり、ちょっとおつまみを食べたり。
本当に時間をかけて楽しむのです。

ドキドキしながら包装紙を取ると、ライムグリーンのリボンのかかった箱が現れました。

開けてみると、シックな黒のハンドバッグ。
サイズもぴったりだし、カッチリしていてお仕事にも良さそう。
私は本当に感謝を込めて「どうもありがとう、大切に使うね」と言ったのですが、後でティムちゃんから「何で赤いバッグじゃないの」って顔で、とても不服そうだった、と言われました(笑)
そうかなぁ、ティムちゃんの思い過ごしだと思うけど。
でも正直なところ、私はてっきり赤いバッグを買ってくれたと思ってました。
だからがっかり、と言うよりもびっくりだったかな?
これまで欲しいって言って、もらわなかったものがないからかもしれません。

今度は私がティムちゃんにメインのプレゼントをあげる番なので、私の気持ちはもうバッグのことは離れて、ツリーの方に行ってました。
で、ティムちゃんのための大きな箱を持ってきたら、ツリーのそばにもうひとつの箱があります。

私の包んだものじゃありません。
だって、きれいじゃないし、セロテープでぐるぐる巻きだし(笑)
でもそんなことよりもティムちゃんのプレゼント。
すごく迷った末に買った物だったので、喜ぶかどうか心配だったんです。

ティムちゃんにはカジュアルの冬用のジャケットを買いました。
イギリス人って何でも長く大切に使います。
ティムちゃんも冬のカジュアルなジャケット(日本だとオーバー?)は皮の重い物を愛用しているんだけど、一体何年使っているんでしょう?
多分30年は使っているはず。
そこでもっと軽くって暖かいジャケットを買ったのです。
フットボールを見に行ったりする時も着てもらえるかな、と思って。
ティムちゃんは、ブランドの名前とかがジャラジャラ書いてあったりするものは好きじゃないので、実用的で、長く使えそうなものにしました。
ブティックの人が、
「スキーに行って雪崩にあって、遭難しても肩のところに何とかシステム(名前は忘れましたが、どこにいるかわかるシステムなんですって)が入っているから安心です」だって。

スキーに行く予定も、遭難する予定もないけれど(笑)その売込みが面白かったので、買ってしまいました。
普段は感じないけど、私って根はつくづく大阪人だなぁ。
でも結構有名なファッションブランドが、そんな実用的なものを出しているというのも発見でした。

ジャケットは喜んでくれたみたいで、サイズもぴったりでした。

「じゃあ、お茶でも飲もうか」ということになって、ポットのスイッチを入れにキッチンに立って戻ってくると、箱がひとつポツンと置かれていました。
さっきのセロテープのいっぱい巻いてある箱。

ティムちゃんが、「あ、すっかり忘れてた、これもみきちゃんのだった」というので、包装紙を開けてみたら、さっきのハンドバッグの入っていたものと同じブランドの箱。

中には欲しいと思っていたラメ系の赤いバッグが入っていました。
ティムちゃんが笑いながら
「みきちゃんが欲しいって言って、僕が買わなかったことなんてなかったでしょう?」だって。
ティムちゃんと結婚して、正解だったなぁ。

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