2011年6月5日日曜日

アナカプリのバー2軒

ホリデーに行くと、地元の人たちが集まるバーとかに寄ったりするのも、私たちの楽しみの一つです。
スペインやフランスでは、たとえ観光地であっても「そこで働いている地元の人たちのたまり場」みたいな場所があったりするので、今回もそんなところを探そうと思っていました。

カプリ島は、とりあえず事前に情報を集めるのが大変。
出発前にイギリスで本屋さんを探しても、ナポリのおまけみたいな扱いで、独立した「カプリの本」はとうとう見つけることが出来ませんでした。
地図だって、まぁ現地で手に入るのはわかっていましたが、細かいものはグーグルの地図くらい。
到着してから気がつきましたが、グーグルの地図、間違いが多いので、これから行く人は気をつけたほうがいいかも。
大き目のカプリの地図、アナカプリのツーリストインフォメーションセンターで1ユーロで買いました。
もちろん、もっと簡単な地図なら無料で受け取ることが出来ます。

カプリ島を訪れる、ほとんどの人たちは、カプリ島に朝到着して、青の洞窟を見て、お土産を買って、そしてランチを食べて帰ってしまうようです。
波が高くて青の洞窟に入れなければ「チェアーリフトで山に上がって景色を見る」という代替がちゃんと用意されています。
これ、チェアーリフトの切符売り場。去年のアルタミラ洞窟ほどではないにしろ、結構な人が並んでいます。
「みきちゃん、これに乗ってみようかなー」とティムちゃんに言ってみましたが、鼻先で笑われておしまい。
「途中で怖くなっても降りられないんだよ」
まぁそうなんだけど、12分(なんてあっという間だし。
アナカプリには2つの中心があります。
ひとつは観光客のための広場、ピアッツァ・ヴィットリア。インフォメーションセンター、バス乗り場、おみやげ物屋さん、お手洗い、チェアーリフトの切符売り場があります。
もうひとつはそこから南西に降りた、教会が二つ並んでいる広場で、地元の子供たちが遊んでいます。
パン屋さん、お肉屋さん、金物屋さんなどは、この広場の脇にあります。この二つの広場をヴィア・G・オーランディという通りがつないでいて、両脇にブティックとかカフェなんかが並んでいます。
どれくらい自由時間があるのかで、ツアーの人たちは、どこまでこの通りを教会側に向かって歩くのかが決まるみたい(笑)

さて、この通りを歩いていて「スナックバー・オーランディ」というお店を見つけました。
カプリに住んでいる日本人、カプレーゼさんのブログに、「明瞭会計 安心してテーブルにお掛け下さい」と紹介されていました。
で、ティムちゃんに「ここは大丈夫だって、住んでいる日本人が言ってた」と言って入りました。
私達は教会側からのアプローチだったので、ここへ来るまでに、たくさんのカフェやバーを見てきたのですが、どこにも入りませんでした。
だって、カプリに住んでいるもう一人の日本人カイリーさんのブログに、「お店によっては観光客用の値段設定がある」みたいなことが書かれてあったので、とりあえず、どこにも入らずに歩いて来たのです。
カウンターで立ったまま、ティムちゃんはビール、私は何を飲もうか考えたのですが、赤ワインをジュースで割ってもらうことにしました。
本当は、レモネードで割ってもらおうと思っていたんだけど、レモネードって言ったら生のレモンを持ってきたので、訂正せずに、そのまま絞ってもらいました。
だって、どんな味になるか、見てみたかったから。
お店の人も「本当にこれ、ワインに入れるの?」って何回も聞くので、面白かった。
味は、全然すっぱくなくって、甘くないサングリアってカンジ。
私、結構好きかも。

少し、そこでのんびりして、最後、出るときにお会計。
10ユーロでした。
今のレートだと、ロンドンよりも高い。
ティムちゃんは「こんな観光客しか来ないお店、絶対にツーリスト料金だ」と言うのです。
私は「住んでいる人が言うんだから、間違いない」とは思うものの、ちょっとね。

「みきちゃんがヘンなものを頼むから、観光客に見られる」なんて、すっごいヘンテコな文句を言うので「ティムちゃんがイタリア人に見えないのは、私のサングリアもどきといい勝負」と言い返しておきました。

しばらくまたブラブラしてから、今度はツーリストインフォメーションのナナメ向かいにあるバーに入りました。
ティムちゃんは別のものを頼めって言うんだけど、値段を比べたかったので、おんなじものを注文しました。

この写真はバーの内側から。
通りをはさんだところがカフェ風に、椅子やテーブルが出ています。
条件を同じにしないといけないと思って(こういうところ、几帳面でしょう?)ここでもバーで立ったまま注文した後、外じゃなくて、内側のテーブル(←精一杯観光客の取らない行動を目指しているけなげな努力)に腰かけました。
お勘定ですか?
12.50ユーロでした(爆)
あ、ここのお手洗い、便座がなかった。
正直「ツーリスト価格はいいとして、便座くらい着けてください」と思いました(笑)

2 件のコメント:

rotenmeier さんのコメント...

やっぱり高いなー。だめだ、私も他の団体旅行客と一緒で宿泊せずに青洞窟だけ見て帰ってしまいそうだ。
ティベリウス帝の邸宅とか見ることはできるのかしら。それならやっぱり2-3泊したいかな。

miki bartley さんのコメント...

ロッテンマイヤーさん、こんにちは。
スーパーマーケットでワインとかを見ても高めです。
普段ホリデーの時は、ヴィラで飲む用に5ユーロ以下のワインをスーパーマーケットで買いますが、ここではとても飲めたものではありません。
デモね、どこもとてもきれいです。