2007年9月27日木曜日

日本庭園


日本大使館で王立園芸協会のメンバーのための日本庭園レクチャーがありました。
今年の「チェルシーフラワーショー」で賞を取った園芸家達のトークと言う触れ込みです。
3人の園芸家が3種3様に受け持っていましたが時間の割には濃い内容で楽しめました。
日本大使館のボールルームは初めて行ったのですが、昔は日本映画などを字幕付きで見せたりもしていたそうです。
今の大使は日本文化の輸出には力を入れているようで、この間も日本食の理解のために英国人シェフ、リックシュタインを日本に招いたりしたエピソードがテレビで流れていました。

今回のトークは本当に3種3様でした。
最初の人は日本語で話したものを日本人の通訳が訳していましたが、訳しきれていなくて残念でした。
二人目はたどたどしい英語で、好感は持てるものの今ひとつ理解できませんでした。
三人目は構成もいいしリズム感もありましたが、10年住んでいると本人が言うだけあって、かなり強気のレクチャーで、日本とヨーロッパの違いをテーマにしていました。独断的な意見が多くて私はこういうの好きだけど、日本的な意見じゃないよね、と感じました。
イギリスに住んで、しかも職業柄よく目にする光景ですが、改めてコミュニケーションの重要さが目に付いた一件でした。
私が仕事で通訳をするときにも出来るだけ前もっての準備をしていきますが、その場でどう訳していいのかがわからないときがあります。
私はそんな時には「こんな風に訳していいですか?」って確認を取るときがあります。
特に逐次通訳の場合は同時通訳と違ってコミュニケーションが可能ですから確実に訳す方がお互いのためです。
特に日本語では主語が省かれていたり、話の流れから汲み取らなくてはいけないことなどが多くて、早合点してしまうと後で「しまった」と言うことにもなりかねません。
会話をただ訳すのではなく、解説を加えて訳すこともたまには必要になります。
日本とイギリスの関係をまざまざと見せ付けられたような内容だったのですごく参考になりました。
先輩のガイド二人と会いましたが、最初のトーカーが最もよかったと言う意見でした。
と言うことで記念写真。

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