大阪の2泊で、長いフライトの疲れを癒した私たちが次に向かったのは、高山。
大阪駅から直行列車(4時間20分)が出ています。
新大阪から出て、名古屋で乗り換えると1時間弱早く着くみたいですが、荷物もあるし、慣れない駅での乗り換えも面倒なので、直行を選びました。
ティムちゃんに日本らしいところを見せてあげたいということで選んだ高山。
なので、お泊りは旅館です。
お値段は1泊2万円ちょっとという安さで、2食付。
ホテル予約サイトで9.2の評価。
お部屋のサイズも許容範囲。
上がったところすぐもこんなカンジ。
高山の街角には英語が結構書いてある。
外国人がよく来るんだなぁってわかる。
チェックインは3時とのことで、早めにできるか聞いたけどダメとのこと。
なので荷物を残してお昼ごはんに出かけました。
長い列車の旅の後だったので、ティムちゃんはベッドで足を伸ばしたかったらしい。
私たちのお部屋はこんな風です。
窓際にはソファがあって、全体の広さは満足。
横になりたいので、お布団を敷いてもらえますかって日本語と英語で伝えました。
「はい」ってお返事はすぐにもらったんですけど、誰も来る気配なし。
ずいぶん待った後電話をしたら、お布団の係りは6時出勤なんですって。
だったら早くそう言ってよ。
やっぱりベッドのあるホテルを選ぶべきだったって後悔。
挙句、夕食は遅くても7時が最終って言われてびっくり。
正直なところ、ご飯無しにして自分たちでレストランを選びたかったんだけど、問い合わせたら、食事内容は連泊にも対応できるし、食事なしのプランは無いとのことだったので仕方なく食事付きにしたのです。
7時にダイニングに下りてきたら、前菜はもうテーブルに出ていました。
いつ出したのかな?
いつ出したのかな?
今日のお品書き。
すごい品数。
だけど、一つひとつは全くおいしくない。
お吸い物も香りがない。
このお吸い物、ハマグリが入っているので、ティムちゃんはアサリアレルギーだから念のため別のものにしてくださいって言ったんだけど、出されたものは全く同じでハマグリの身が入っていないだけでした。
おだしの味は同じなので、おだしに入っている可能性高いから、ちょっと危険。
本当に大丈夫か信用できないのでティムちゃんは食べませんでした。
次に出てきたお刺身は乾燥してたし。
一体いつ準備したのってカンジでした。
次はサーモンの木の芽焼き。
もっさりした食感で、焼きすぎの上、冷めてるから、一口飲みこむのにも一苦労。
2口目はあり得ない。
次は野菜と鶏のホワイトソース煮とメニューに書いてある。
野菜はくたくたに煮てあって、彩にも味にも何の役にも立ってないし、鶏って私の人差し指くらいの煮出したぱさぱさのものがひとつ。
次が飛騨牛の陶板焼き。
この部分が連泊の場合いろいろ変わるらしい。
一応焼いて食べたけど、ここまででもう食欲がなくなってるから、おいしいと思わなかった。
前菜全部やめて、お吸い物をもっときちんと作って、このメインとごはんにすればいいのに。
田舎汁っていうのも口に合わなかったし、ご飯もおいしくなかった。
一応ケーキバイキングの写真。
これが日本の食事だってここに泊まった外国人は思ってるんだろうなぁ。
おまけにレビューがいいって、どうなの?
ほんと、レビューが信用できないいい例。
数出せばいいってだけの、内容の無さ。
この後お部屋に帰ってから悔しくて涙が出ました。
4時間半もかけてきたのに、来なきゃよかった。
私ってあんまり後悔したりしないしない性格なんだけど、この時ばかりは本当にどうしていいのかわからないくらいワンワン泣いて、ティムちゃんがかなり心配してくれました。
誰のせいでもなくて、自分で納得して決めた行程だから、悔しさをどこに持っていけばいいかわからない。
よく考えれば、こんなに安いんだから、ご飯がおいしいわけがないって冷静になればわかるんだけど、日本には安くていいものがあると妄想していた自分に腹が立ったのかも。
でもティムちゃんがすごく慰めてくれて、こんなに面白い珍道中はきっと記憶に残るから楽しもうって。
今は気分すっきり。
高山の町はすごく素敵。
今回のこのお宿は楽しんだ人もいっぱいいるみたいだし、私たちには合わないってだけ。
何時にどこでどうしろっていう、お宿側の決まりっていうのが合わない。
浴衣を着たら写真を撮ってあげるとか、
7時が最終の食事時間だとか、
お布団は6時以降にしか敷いてもらえないとか、
誰が履いたかわからないスリッパを履けとか、
こういったところが好きな人もたくさんいるはず。
4泊の予定だったけど、2日に短くしました。
そして翌日のごはんはキャンセル。
事前に問い合わせした時は食事なしはできないって言ったけど、食べられないくらいひどかったって言ったらあっさり取ってくれました。
もちろん初日の夕食代は払いましたよ。
お部屋のサイズと値段は問題ないです。
お掃除も行き届いているし、駅からも近い。
ただ、働いている人はみんな表面は丁寧だけど、おもてなしは期待できません。
残念。
おやど古都の夢
ホテルのサイトにリンクします。
私たちが泊まったのは和室10畳、秋祭りのお部屋でした。
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2 件のコメント:
旅の楽しさは、泊まるところで左右されるといいますが、今回は大変でしたね。特に食事が気に入らないとへこみますよね。今回の投稿を拝見して、外国から来た観光客の方が満足なサービスを受けられずに、日本に悪いイメージを持って帰られる場合もあるんだなあと、チョット残念に思いました。日本に住んでいると、情報もたくさんあるし、知り合いやメディアの口コミもあるので、そんなに高くなくても、サービス、料理共に満足できる宿はいくらでもあるんですが、(特に地方は)、でも、そんなところは大手の検索サイトには載ってないことが多いんですよね。(載っていても、信用できないレビューだったり)地元に住んでる人は、なんであんな所に泊まるの?もっと良い所あるのに、と思うのに、遠くから予約される方は、ネットのレビューや写真、価格などに頼らざるを得ないところもありますものね。私自身、現在ロンドンに住んでいて、地方の宿の泊まることがありますが、日本の旅館の部屋食と温泉に慣れているので、イギリスの宿の食事の味の雑さとバラエティの無さ、バスタブやシャワーの狭さにはがっかりする事が多いのですが、宿の方のホスピタリティーや部屋の可愛さなどで、癒されることもたまにはあるので、まあ、良いかなとも、諦めています。ただ、宿選びの時に、もっと情報を持っていたらとか実施に泊まったことのある知り合いがいたら、もっと満足のいく所に泊まれたのかなとも、思います。何事も情報を持っているって大事ですよね。
ご主人にを素敵な宿に泊めてあげたい、美味しいものを食べさせてあげたいと頑張られたのに、残念さと悔しさで、涙が出るお気持ちよく分かります。でも、そんな気持ちを察して、面白い珍道中で思い出に残りって言ってくださるご主人、お優しいですね。
失敗や悔しさも旅の醍醐味だと思いますので、いろんな思い出を作って、お帰りください。
どうもありがとうございます。
今回の旅行ではいろんなところに泊まりましたが、やはり何をベースに判断するかということで、レビューを読む再起をつけるべきだと実感しました。
広さや値段や立地といった一般の物差しで測る以外に、雰囲気やお料理の質、そういった客観的に測れないもののがホテルでは大きなウェイトを占めることになるので、選択は難しいですね。
それにしても、いいことも嫌なことも、いい体験だととらえる前向きな姿勢が旅行では大事だと実感しました。
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