2015年12月15日火曜日

ウズラの卵の茹で方

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私が英語を勉強していた時、イギリスのドラマやコメディーをたくさん観ました。
アメリカ物よりもずっと性に合っていた記憶があります。

アメリカにはなくって、イギリスにあるものの一つが階級。

日本でもダウントンアビーとか好きな人が多いらしいですね。

私が好きな「階級もの」の一つが Brideshead Revisited。
同じタイトルでテレビシリーズと映画がありますが、シャーロックホームズのシリーズなんかも手掛けたグラナダの制作であるテレビシリーズの方が素晴らしいので、ぜひそちらをどうぞ。

日本語版も「華麗なる貴族」というタイトルであるみたいです。
原作はイブリンウォー。
小説は日本語訳が文庫本であるようです。

この作品の1話目で、主人公チャールズがセバスチャンに招かれて、彼の部屋に向います。
部屋にたどり着くと、セバスチャンはもてなしの準備を終えて、茹でた卵の数を数えているのです。
チャールズを招き入れると「一人5個ずつで2個余るから、僕がそれを食べる」
そう言って卵の殻をむくのです。

Sebastian lived at Christ Church, high in Meadow Buildings. He was alone when I came, peeling a plover’s egg taken from the large nest of moss in the centre of the table.

“I’ve just counted them,” he said. “There were five each and two over, so I’m having the two. I’m unaccountably hungry to-day.”
このシーンが丁度 Youtube に出ているので、動画をどうぞ。
Brideshead Revisited - Charles has lunch with Sebastian(リンクします)


Plover というのはチドリの類。

伯爵の息子であるセバスチャンの大学寮に、実家のお屋敷から初物の野鳥の卵が届いて、それを仲間で楽しもうといった趣向なのです。

仲間の一人が「今年初めてのチドリの卵だ、どこで手にいれたの?」
と聞くと、セバスチャンは
「マミィが屋敷から送ってきたんだ。チドリたちは毎年彼女のために早めに卵を産むんだ」
とサラッと答えるのです。
かっこいい~‼ というか、お坊ちゃまぽくて可笑しい(笑)

調べてみるとイギリスでは野鳥の卵の採取はかなり厳しく規制されていて、チドリの卵を集めるのは法律違反だそうです。
なので、私は食べたことがないのですが、見た目が似ているのがウズラ。
ウズラの方が、気持ち小さ目かな?

私はウズラの卵が大好きでよく買ってきます。
シンプルに茹でて食べるのが好き。
こんな風に12個入りで売られています。

で、時々くるりときれいに殻が剝けることもあれば、薄皮が邪魔をして卵が半分くらいのサイズになることもありました。

小さな卵なので、半分くらいになるとちょっと悲しい。

そこでいろいろ調べてみると、ゆで卵って殻に小さな穴をあけると、ツルリときれいに殻が剝けるそうです。

ここ数年この方法で美味しく卵を食べています。
鶏の卵も同じ方法で大丈夫。

ちょっと写真を載せておきますね。

これ、普通のマチ針。

これをこんな風に卵(調理前)に突き刺します。
難しそうに見えるかもしれないけど、やってみると意外に簡単。
卵の上でマチ針をつまんで(針の先は殻に付いている状態)ナイフとかの平たいもので軽くトントンって叩くだけ。
5㎜ くらい針が入ったら丁度いい。

 全部穴が開いたら大きめのお鍋にお湯を沸騰させて卵を投入。
2分茹でたらざるに空けて冷水に放して冷まします。


クルリときれいに剥いたらお塩でどうぞ。

 12個茹でても剥きながら食べちゃうので(笑)残り少ない。
この季節、おつまみに出しても喜ばれると思います。
その場合は殻付きでセバスチャンみたいに出しても。
一緒に出す塩はセロリソルトが一般的です。

生ハムとかと一緒に食べてもおいしい。
スモークサーモンとの相性もいいです。
そういった場合は半分に切っても見栄えがします。
カナッペみたいにクラッカーやブリーニに乗せるといいです。





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2 件のコメント:

phary さんのコメント...

おドイツではウズラの卵はあまり一般的ではありません。ここ数年、クリスマスの前に庶民のスーパー、Lidlで売り始めました。昔あったら子供たちの補習校の弁当に入れられたのになー。

miki bartley さんのコメント...

Pharyさん、こんにちは。
ドイツとイギリスって似ているようでいろいろな違いがありますね。
イギリスでは特にグルメ系のスーパーマーケットに行かなくても、普通に卵売り場に売っています。
他に一般的な鶏以外の卵はカモの卵です。珍しいのはガチョウの卵かなぁ。かなり大きくて1個ずつ箱に入っています。でもガチョウの卵は春にしか手に入りません。