2013年11月7日木曜日

ロンドンの緊急医療

2週間ほど前に、ティムちゃんが小さなガラス片を踏んでしまいました。
おうちの中だったので、裸足だった模様。

小さな傷があるのをお風呂で発見して、私が煮沸消毒したピンセットで取り出しました。
長い辺が2mmくらい。
傷口を消毒して絆創膏を貼って、その後忘れていたんだけど、私がマンチェスターやオランダなんかに行っていた間、かなり痛かったらしい。

さっさとお医者様に診てもらえばいいのに、一人で行きたくないからと、我慢していたそう。
ティムちゃんは、本当にベイビー。
私が土曜日に帰ってきた時、痛いというので見てみたら、化膿しているのがわかりました。
さて、イギリスに住んでいる皆さんだったら、どうしますか?

イギリスの公立病院にはA&E の部門があります。
これは、アクシデントとエマージェンシーの略で、要は緊急・救急部門。
週7日、24時間対応です。
ところが、残念ながら待ち時間が非常に長い。
ただし、症状次第ではすぐに診てもらえます。
桃太郎君が気胸になったときなんかも、ほとんど待たずに診てもらえました。

優先順位がちゃんとあるようです。
赤ちゃんとか子供、大きな出血、呼吸の異常なんかも優先順位が高いみたい。

また、混みあう時間というものもあります。
週末の夜から朝にかけては、まず数時間は待つ覚悟がいります。

ティムちゃんの怪我のように、血も出ていないし、息も出来るし、しかもおじさん(子供じゃないってこと)なんて、5時間待たされても不思議じゃありません。

でも、さすがイギリスなので、そういった時間はお金で解決できます。
ちゃんとプライベートの緊急医院が存在するのです。
ロンドンには何箇所かあって、チェーン展開しているものもあれば、プライベートクリニックが緊急部門を設けているものもあります。
大体、初診料は100ポンド前後。
もちろんこれに検査の費用その他がプラスされます。

ティムちゃんは、プライベート医院や専門医のクリニックが多く集まっている、プリンセスグレースに行きました。
ここは来院から15分以内に診てもらえるというのがウリになっています。
また小さいながらも設備の整った病院なので、必要があれば、その後の処置も問題ありません。
化膿している部分をきれいにしてもらって、レントゲンもとってもらいました。

抗生物質をのんで、様子を見ましょうということだったのですが、あまり経過がよくないので、昨日また診てもらいました。
で、今日はもう少し本格的な処置をしましょうということで、念のために入院。
これはティムちゃんの病室。

もう、昨日からティムちゃんは不安で何も食べられないまま。
よっぽど桃太郎君のほうが大人です。
今は、ティムちゃんの病室で、処置が終わるのを待っているところ。
どうせ、ご飯も食べられないので、代わりにメニューから選んで食べちゃいました。
日替わりで、前菜とメイン、デザートを選ぶスタイル。
だけど、メニューが気に入らなければ他のものも作ってくれるそうです。

ワインリストは結構充実しています。
しかも安い。
これは前菜のスープ。
長ネギとタラゴンが入っています。
メインはお魚にしました。
スパイシーなクラストの乗ったタラの切り身です。
デザートはラズベリーのミルフィーユ
まあ並みのレストランくらいの味かな。
悪くはないです。

公立の病院との違いはナースが時間をかけて相手してくれること。
それから病室にまともなチャンネルのあるテレビがあること(笑)
WiFi も完備だしね。

でも病院の大切なところは病気や怪我を治してくれることだから、おまけの部分はおいといて、そっちに期待します。

早くティムちゃんが帰ってこないかなぁ。








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