「イギリスの景気はどうですか?」
お客様からよく聞かれる質問です。
最近、イギリスでは景気がどんどん落ち込んでいます。
街中でも、時期でもないのにセールの文字が目立つようになりましたし、新聞の広告や、テレビのコマーシャルでも消費者金融などが目立ちます。
現在、金利がかなり下がっているイギリスで、住宅ローンの金利は年4%前後なのに、消費者金融の短期ローンは1ヶ月で25%なんていうのもあるんです。
コマーシャルを見ながら、こんなのまともな神経の人が借りるわけないよ、と思っていたんですが、実際は借りる人が結構いるみたいです。
ティムちゃんも、たまに部下からお金貸してって言われるみたいです。
この間もまだ会社に入って間もない人から、お給料日まで300ポンド貸してって言われて、貸しちゃったみたい。
私はお金の貸し借りは好きではないので、この時は結構意見しました。
もちろんティムちゃんの個人的なお金を何に使おうが、私の知ったことじゃないんですが、後でイヤな思いをする時に、横にいるのは私なんだから、ちょっと位は意見する権利があると思います。
日本の夫婦はお財布を一緒にしている人が多いみたいですね。
日本の銀行などでは(違法かどうかは別にして)、銀行の口座の名義はそれぞれの名前になっていても、家族なら本人でなくても、勝手に中を見たり、引き出したりが可能みたいです。
イギリスではジョイントアカウント(共同口座)は持っていても、別に自分だけの口座を持っている場合が多くあります。
基本的には名義人以外が口座にアクセスするのは随分と難しいのです。
私は昔お友達にお金を貸して、戻ってこなかったことが原因でイヤな思いをしたことが何回かあるので「貸して」って言われないように気をつけています。
貸すくらいなら、あげちゃったほうがずっと気が楽。
ティムちゃんの300ポンドは、結局その人ではなくって、その彼女が約束から2週間遅れで振り込んできました。
しかも、催促なくてはいけなかったみたいだったので、ちょっとイヤだったそうです。
持っているものをお金に変えようという人たちもたくさんいるみたいで、質屋さんも人気です。
イギリスの質屋さんはPawnbrokerとよばれています。
ボールが3つ下がっているのが伝統的な看板です。
アクセサリーなど貴金属で出来ているものをこういったところに持っていって売るのです。
最近では専用の袋に入れて、郵送で扱ってくれるところもあるそうです。
レストランなどはガラガラといったわけではないけれど、以前よりはずっと予約が取りやすくなりました。
お店の人たちに話を聞くと、客単価はかなり下がっているようです。
ロンドンはまだましみたいですが、北のほうはかなり不景気みたい。
公共の雇用に頼っている町などは、かなりの景気の後退が見込まれているようです。
2 件のコメント:
お金の貸し借りは難しい問題ですが、わたしも嫌いですね。
もし貸しても、あげたつもりでにならないと、気になります。
最近は日本でも、本人以外の銀行での取引はチエックが厳しいです。
窓口だとお断りです。
まぁ、BKカードを持ってて、暗証番号を知っていればATMは使えちゃいますけどね。
それでもサギも横行しているのでATMでの取引金額も制限されています。
うちはお金は夫婦でも区別してるので、周囲の人からはけっこう変わった夫婦みたいです。(笑)
Rossoさん、こんにちは。
よく仕事中に、「これ、主人のカードなんですけど、」なんていうお客様がいらっしゃいます。
英国ではクレジットカードは本人しか使えないものなので、日本っていい加減だなぁって思う時がありますね。
イギリスでは家族用にちゃんとカードを発行してくれるので、それぞれの家族が決済が同じ口座というものも存在します。
多分日本でもそうなのでしょうが利用される方は少ないみたいですね。
共同口座とは別に個人の口座は持つべきですよね?
だって内緒で相手にプレゼントを買ったりするときに困るでしょう?
コメントを投稿