2010年7月21日水曜日

Comillas

ルイローバから西に5キロくらい進むと、Comillas という小さな海岸沿いの町に出ます。
ここは昔は鯨漁で有名だったそう。
港の脇には漁船用のディーゼルスタンド

でも目的は港やビーチではなくって、この町で新鮮なミルクを売っていると聞いて、わざわざ車で来ました。
スペインでは長期保存の牛乳が一般的で、イギリスで売っているような、冷蔵庫に入れるタイプの滅菌(パスチャライズ)牛乳はなかなか手に入りません。
最近は大型のスーパーマーケットなどで、見かけるようになりましたが、それでも必ずといったわけではないのです。

長期保存の牛乳にケチをつけるわけではありませんが、癖のあるにおいなので、紅茶には向きません。
そこでいつもパスチャライズ・ミルクを探すことになります。

パレスの前と聞いていたので、適当な駐車場を探して、少し町を歩いてみました。
すると、カンタブリアらしく、牛の置物のあるお土産物屋さんを発見。

中に入って、「Hay Leche Fresca?」
とたどたどしいスペイン語で聞いてみました。
これは新鮮な牛乳はありますか、という意味だと思います(笑)
よく、スペインでは店先に「・・・ありますよ」という意味で「Hay ・・・」と書いてあるので、多分通じるかなーと思って。

そうしたら、お店の人は外を指差します。
まさか、牛の置物が冷蔵庫になってるとか?

わからないと言ったら、ひとり、お店の外まで来てくれました。
そして、お水の自動販売機を指差すのです。

私の「レチェ(ミルク)」が通じないのかなぁ?と心配でしたが、
やっと事情が飲み込めました。

この自動販売機には空のボトルも売られています。
自動販売機でボトルを買って、自分でミルクを隣のマシーンから買うのです。

ボトルは40セント、ミルクは1ユーロでした。
ティムちゃんはその場で味見。
「美味しい」だって。

そのあとシーフードのレストランを発見。
海岸沿いのレストランがいまひとつっぽかったけど、ここはなんだか美味しそう。
村のおうちに帰ってから検索してみたら、評判がよさそうなので、また、ここへは戻ってくることにしました。

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