2009年4月21日火曜日

英語のアクセント

この間、New Victoria Hospitalで皮膚科のお医者様に診てもらった結果、私の傷は虫に刺されたものではなくって、嚢胞が化膿したものだという結論に達しました。
嚢胞。
ノウホウと読みます。
英語ではCyst。
除去することになったのですが、なるべく小さな傷で済むように、昨日、彼女からの紹介で整形外科のお医者様にも診てもらいました。

彼女はイギリス人って感じで、ちょっと「才女」という言葉が似合いそうだったんだけど、今度のお医者様は男性。
ティムちゃんが当然のように付いてきたんだけど(笑)病院を出るなり、
「いい先生だったね、南アフリカ人だったね」
何でって聞いたら、アクセントだって答えが返ってきました。

通じればいいということでは、英語はたぶん一番簡単な言葉のひとつだと思います。
でもきれいな英語を話すのは至難の業。
イギリス人はきっと世界で一番アクセントに敏感な人たちです。
テレビを見ていても、ティムちゃんはよくアクセントを話題に出します。
出てくるキャスターや、俳優のアクセントを真似て、
「みきちゃん、もし僕がこんなアクセントだったら結婚した?」
自分の自信のある部分が「アクセント」だというのは、きっと他の国の人では珍しいかもしれません(爆)

桃太郎君のアクセントは、もともととてもポッシュだったのですが、最近「ポッシュなアクセントはクールではない」とわざと庶民的な話し方をするようになりました。
これがティムちゃんの気に入りません。
「わざわざお金をかけて私立の学校に入れているのに、こんなアクセントで話すんだったら他の学校にすればよかった」ということらしいです。
でも他にも桃太郎君のように、ポッシュに見られるのがイヤだから、本来のアクセントを変える人はたくさんいます。
逆にポッシュに見られたいため(かどうかは別にして)アクセントを矯正する人もいます。

「ではアクセントとは何か」といわれると、日本でいう訛りとはまた別物。
地方性も確かにあります。
有名なところでジョーディー。
これはニューカッスル地方の話し方。
リバプールやバーミンガムにも独特のアクセントがあります。
でも例えば、ヨークシャーで生まれたけど、私立の学校を出た、なんていうアクセントもアリな訳です。
有名なイートン校には、その独特のアクセントだけではなく隠語もあります。
私にはとても聞き取れないような敏感なことでも、イギリスで生まれて育った人だと簡単にわかるそうです。
外国人訛りなんて、簡単そのもの。
1-2分の会話で母国を当ててしまいます。
日本人の英語も日本風のアクセントがあるそうです。

2 件のコメント:

ゆき珠 さんのコメント...

アメリカあたりはアクセント云々と言うより訛りなんでしょうね。ドイツも方言はいっぱいあるけど、アクセントまでは気づきません。やっぱりネイティヴじゃないとわからないことなのかしら?
日本のTVニュースなんか見ていると、アクセントが怪しいアナウンサー(標準語ではない)とか…ちょっと多すぎ。

Miki Bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、こんにちは。

イギリスでも昔風のクイーンズイングリッシュは減っています。
20年前くらいのテレビ番組を見ると、アクセントが違うのでとても変な感じ。
最近ではニュースのアナウンサーも癖のある話し方でOKになってきたみたいです。