ドイツのPharyさんの記事を見て、歯医者さんの記事を書こうと思っていたことを思い出しました。
この間、すごく久しぶりに歯医者さんに行ってきました。
私、歯医者さんという個人が嫌いなわけじゃないけど、(というか、個人的に知り合いはいないのでナンとも言えないけど)歯の治療がキライです。
・・・まぁ好きな人のほうが少ないでしょうね。
イギリスの医療制度は(というかその他のことでも)無料、有料の差が激しいのですが、歯医者さんはそれほどひどくはありません。
きっとプライベートで受けている人が多いので、値段を安くできるんでしょうね。
普通のお医者さんにプライベートでかかる場合は、初診料が200ポンド前後なのに対して、歯医者さんの場合は50ポンド前後です。
NHS(国民健康保険)の患者は全く受け付けないという歯医者さんも存在しますが、普通はプライベート患者の家族(子供とか)はNHSで受け付けてくれたりもします。
NHSの患者さんの費用は、NHSが歯医者さんに払ってくれるわけですが、金額が少ないのか、支払いが遅いのか、それとも税金の問題なのか、歯医者さんではあまり優遇されません。
我が家ではティムちゃんと私は同じ歯医者さんでプライベート登録をしています。
そして桃太郎君は同じ歯医者さんでNHS登録をしています。
予約を取るときにも、NHSの場合は2週間ほど遅くなりますし、検診の時間なんてプライベートはおしゃべりをしながら25分くらいかけるのに、NHSだと3分も診てくれません。
NHSの患者で登録していても、部分的にプライベート対応のときもあります。
例えば詰め物をするときに、金属っぽい色の詰め物はタダだけど、歯の色に似せてるのは有料、とかね。
歯のクリーニング(歯石除去)とかも有料だし。
ティムちゃんも歯医者さんは嫌いだけど、健康オタクなので頻繁に通います。
勧められるまま、何でも買ってくるので、歯の間用のブラシとか、特別なマウスウォッシュとか、横で見ていても「いいカモにされているなぁ」と思います。
私は5年ほど前にホワイトニングを試してみましたが、それ以降はご無沙汰でした。
それまではティムちゃんみたいに、ちゃんと半年に一度はクリーニングに通ってたんです。
でも、あることがきっかけで行けなくなってしまいました。
ホワイトニングをしたついでに、桃太郎君の歯の治療のお付き合いをしたんです。
治療室で客観的な立場だったのはこれがはじめて。
こういったことは普通ティムちゃんにお任せです。
自分が治療を受けるときは怖くて目を瞑っているので、最初は面白いなーと思っていろいろ観察していました。
助手の人がいろんな用具をお皿に並べていきます。
「へぇーこんなのをつかうんだー」
するとしばらくして、麻酔の注射器が登場。
私、針がだめなんです。
針じゃなくても尖ったものとか、見ているだけで吐き気がします。
子供のときも予防注射がイヤで、保健室から逃げ出したことすらあります。
皆さん、歯医者さんの麻酔の注射器、見たことありますか?
私は初めて見ました。
だっていつもは目を瞑ってるんだもん。
ひとことで言って、「キョダイ!!」
それ以降、歯医者さんには行けなくなってしまいました。
でもこの間から何となく奥歯が痛くって、とうとう診てもらいました。
検査の結果は問題なし。
でも念のために詰め物を取り替えましょうって。
予約は取りましたが、実は前日にキャンセルしました。
だって注射が怖いんだもん。
でもハイジニスト(クリーニング専門の人)と取った予約はちゃんと守って、一応クリーニングはしてもらいました。
また痛くなるまで、しばらくこのままです。
最後にひとつ面白いものを紹介します。
イギリスではカードをいろんな機会に送るのですが、カード屋さんには面白いカードがたくさん売られています。
私の好きなシリーズは「Violent Veg」のシリーズで、お野菜のキャラクターが英語の駄洒落と登場します。
その中のひとつ、「エディーが歯医者に行った」というもの。
オチは、「彼は3つも詰め物をしなくちゃいけなかった」
エディーがポテトなので、詰め物はベーコンとビーンズとチーズ。
イギリスの軽食、ジャケットポテトを注文するときに、Filling(詰め物)の定番です。
このシリーズには他にも笑える作品がいっぱい。
インターネットでコーン(ポルノを英語でポーン、響きが似ているでしょう?)をダウンロード、とかグリーンピースが騙されてアイスランド(冷凍食品のスーパーマーケットの名前)に行ったとか。
他にもいろいろあるので見てください。
1 件のコメント:
みきさん、私はがんばりました、歯医者さんで。
とっても怖い目+痛い目に会いましたが、逃げ出しませんでした。(←逃げ出せなかっただけなんだけど)
詳しくは後日ブログに書きたいと思います。
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