ローストビーフの付合せに、ヨークシャープディングがよく登場します。
日本ではなじみがないそうで、「一体なんですか?」って聞かれることが殆どです。
ガイドブックには「シュークリームの皮みたいなもの」って形容されます。
まぁ、そんなに遠くもないかな?
昨日は桃太郎君がお友達のところに行って、ティムちゃんはお仕事ディナーだったので晩ご飯は私だけ。
そこですごく大きなヨークシャーを作って、ソーセージと一緒に食べました。
ダイニングルームではなくって、居間のティーテーブルです。
ここでテレビを見ながら、ゆっくりご飯。
イギリスには「Toad in the Hole」というお料理があります。
訳すと「穴の中のヒキガエル」
これはヨークシャープディングとソーセージを一緒にオーブンで焼き上げたものです。
でも私は別々に焼く方が好き。
なぜかというと、Toad in the holeにしちゃうとソーセージにきれいな焼き色が付かないから、という単純な理由です。
国によっていろんなソーセージがあります。
私はイギリスのソーセージはとっても美味しいと思います。
イギリスの国内にだって、いろんな種類のソーセージがあって、入っているものが微妙に違います。
たまにイギリスのソーセージにはお肉が入ってないなんていう人がいますが、それはその人の食べたソーセージに入っていなかっただけです。
安いソーセージにはそれなりのものしか入っていないのは当たり前。
まともなお値段のものは、重さの80%以上がお肉です。
じゃあまともな値段はいくら位か、というと6本入りで3ポンドちょっとです。
そんなに高くないでしょう?
イギリスのソーセージはグリルしたり、フライパンで焼いて食べる方法が一番です。
茹でて食べる人はまずいません。
マッシュポテトと一緒にたまねぎのグレイヴィーで食べるのが「バンガー&マッシュ」
ヨークシャーで食べるのが先に書いた「トード・イン・ザ・ホール」
是非お試しください。
ヨークシャーの作り方は水と牛乳を75mlずつ合わせて、卵を1個、塩ひとつまみを加えます。
薄力粉を50g加えたら、よく混ぜて1時間くらいそのまま寝かせます。
この量でマフィン型12個分です。
ヨークシャーを作りたい容器に油を多めにひいて、オーブン200度から220度くらいで熱くしておきます。
タネを入れて30分ほど焼きます。
決してその間オーブンは開けないように!!!
小さく焼く代わりに、大きなのを一つ作っても美味しい。