故障した電話は翌朝になっても直っていなかったので、BT(NTTの英国版)に電話しました。
私「昨日の9時ごろにレポートして、午後には直る見込みってウェブに出てたけれど、エンジニアーは何をやっているわけ?」
オペレーター「昨日はエンジニアーはこの件について調査は始めましたが、実際に現場へは向っていません」
私「一体いつになったら直るの?エンジニアーはいつ実際の修理に当るの?」
オペレーター「彼は今朝8時3分に修理を始めました。よほどの支障がない限り今朝中には何とかなると思います。」
結局電話は11時近くに直りました。
8時3分から現場にいるって、すっごいモニター管理。
何だか見張られているみたいでビミョーな気持ちになりました。
イギリスは世界で一番CCTV(監視カメラ)が多い国だけれど、それ以外にも見張る方法はたくさんあります。
携帯電話の発達で、登録さえすれば会社が社員の動向を管理することも出来ます。
登録しなくても警察は携帯電話の発信場所を調べることが出来ます。
悪名高いロンドンの地下鉄やバスが割引になる「オイスターカード」には利用駅や利用時間が記録されています。
ガイドの仕事が終わっておうちに帰るときに、よくその日一緒だった運転手に自宅まで送ってもらうのですが、「もし会社から聞かれたら、体調がよくなかったので送って行ったって口裏だけ合わせてね」と言われたりします。
「誰も見てないじゃん」と言うと、オフィスで車の位置が確認できるそう。
会社としては余分なガソリン代は払いたくないよね、きっと。
客の立場からすると「8時3分からエンジニアーがこの件に当っている」と知るのは頼もしいかもしれませんが、やっぱりちょっとしっくり来ません。
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