2008年10月1日水曜日

ターナープライズ

ターナープライズの候補者4人の作品を見に、テイト美術館に行ってきました。
ターナープライズというのは1980年代に始まった賞で、これから見込みのある(と思われる)新しい芸術家に贈られる賞です。
この賞にターナーの名前が付けられているのは、彼が生前色々な批判を受けていたにも拘らず、現在では大御所の仲間入りをしているからです。
ということで、ターナー賞は普通私たちが芸術だと思っている「伝統的な美しさ」からはかけ離れていたり、理解しがたいということもあって、毎年論議を巻き起こします。
地階のターナー賞候補展示の入り口。本当は写真をここに出したいんだけれど、禁止だったので撮りませんでした。
ディスプレイが2点、フィルム上映が2点。
ここからBBCのリンクに飛びます。
私はこの手のものはあまり好きではありません。


新しい芸術全てを毛嫌いしているわけではありません。
最近のものでも好きなものはたくさんあります。
例えば大英博物館にある「ゆりかごから墓場まで」これは簡単に言うと、この国の平均の薬の消費を並べたものです。
よく博物館でこの作品をご案内しますが、自分と対比させて、考え込むことの出来る深さを持っています。
この作品を見るときに、私は作者のことを考えたことはありません。
ところがターナープライズに出てくるものは、その作者の影というか、匂いというか、そういったものがチラチラするので作品に入り込むことが容易ではないのです。

単純に面白いというか何これ?みたいなものも、たまには楽しいんですけどね。
例えば今テイト美術館では、ランナーが美術館の真ん中を走り抜けています。
写真に撮ろうとしましたが、携帯電話のカメラなので、シャッターが遅くって、3回ほど撮り逃しました。
ようやくパチリ。
ぶれてるけど、走ってるって感じが出てるでしょ?

ターナープライズの展示は9月30日から来年の1月18日まで。
テイト美術館は無料なんですが、この展示は有料(7ポンド)です。

2 件のコメント:

dunkel さんのコメント...

ホントに走ってるんだなあ。びっくり。
この夏、ひさびさにドイツを旅しました。ポンドが下がってきたら、イギリスへ足を運んでみようかなあ。前に書いたかもしれませんが、一度でいいからスコットランドをドライブしてみたいのです。ロンドンもじっくり楽しみたい。
すっかり読むだけになってしまいましたが、ときどき拝見してます。

Miki Bartley さんのコメント...

Dunkelさん、お久しぶりです。
ポンドの値段がどうなるか、気になるところです。
ユーロに対して最近結構弱いので、日本と同じように輸入の多い英国は値上がりが激しくって大変です。
スコットランドのドライブ素敵ですよ。
イギリスと比べると面白いです。
ローマ人が植民地にした場所とそうでない場所というのは道の張巡らせ方に違いが出てきます。
街中はそんなに感じないかもしれませんが、田舎をドライブするとその差は歴然。
そういった視点でヨーロッパを廻ると興味深いと思います。