スカイ島に滞在するのは1週間だけの予定です。
桃太郎君は残念ながらロンドンに戻ってしまい、ティムちゃんと二人きり。
景観のきれいな場所がいくつかあるみたい。
ドライブもいいけど、折角の休暇だから、のんびりを決め込むことに。
それでも一か所行きたいと思っていたのはウイスキー工場。
スカイ島唯一の蒸留所、タリスカーです。
ティムちゃんはこれまでいろんな蒸留所に行ったことがあります。
でも私は行ったことがない。
おうちからもっと近いと思っていたら、それでも1時間ほどのドライブ。
ティムちゃんが嫌がるかと思ったけど、意外にOKがでました。
といっても喜んでる風ではなかったけど。
「みきちゃんが喜ぶなら1時間の運転くらい平気」
その割には続いて
「結構つまんないよ、行きたいなら連れていくけど」
「銅の蒸留器がいくつか並んでて、その形は様々だけど基本は同じ」
私は、一度見ておけばガイドの仕事に役に立つかな、という下心。
ウェブサイト(リンクします)でチェックしたら、見学ツアーがありました。
夏の忙しい時には予約した方がよさそう。
私たちはその場でチケットを買いました。
大人8ポンド。
ティムちゃん「えっ、8ポンドも取るの?」ってびっくり。
この手の場所はどこでもタダで見ているから、有料だと思わなかったそう。
このチケットプライスは3ポンドのバウチャー付。
ショップでウイスキーのボトルを買うときだけに使えます。
それ以外のグッズには使えないそうです。
そして、1本のウイスキーには1枚のバウチャーしか使えない。
ちょっとそれってってカンジでしょ(笑)
ウイスキーの基本的な作り方を工場見学しながら聞いていくってツアー。
私はとても楽しめました。
ティムちゃんも「わかりやすくていいツアーだった」って。
まず、大麦をお湯につけて発芽させます。
(Malting)
大麦の糖分を最大限に引き出すのにちょうどいい発芽状態になったら、それ以上の進行にストップをかけるために乾燥させます。
その時に泥炭(ピート)を燃やすので香りが付きます。
(Kiln Stage)
今度はそれを挽きます。
(Milling)
挽いた大麦の粒子の大きさで3種類に分けられます。
大きすぎの殻(20%)、これには糖分がほとんどないので使いません。
小さすぎる大麦の粉(10%)、これは機械を詰まらせる原因になるので、やっぱり使いません。
ということで、ウイスキーの原料になるのは大麦の70%
これに今度はお湯を加えて混ぜ合わせ、糖分を液状にします。
(Mashing)
液状になった糖分はイーストを加えて発酵させます。
2~3日かけて、発酵させるとアルコール度数が8~9%くらいになります。
(Fermentation)
この液体を濾して出たカスの部分は家畜の飼料にするそうです。
甘みがあるのでよく食べるそうです。
液体は蒸留器に2回通ります。
それ以上蒸留すると、ピートなどの風味が薄くなるので2回まで。
私は蒸留の回数が多いほどいいと思っていたのでこれは意外でした。
この蒸留器の形は蒸留所によって違います。
形で味が左右されるそうです。
蒸留器を通って出てきた液体はアルコール度数をチェックします。
蒸留が始まったすぐの液体と終りに近い液体は使わないそう。
(Distillation)
この段階ではまだ液体は透明です。
これを樽に入れて熟成させたらウイスキーの出来上がり。
樽はシェリー酒やバーボンの古い樽を使います。
スコッチウイスキーの定義では熟成は3年以上。
熟成させている間に年に3%くらい蒸発するんですって。
だから25年とか寝かせると半分くらいになっちゃうそう。
年数モノのウイスキーが高いのは量が少なくなるからです。
(Maturation)
今回ガイドを務めてくれたマイクさんによると、年々シングルモルトの需要が高まっているそうです。
シングルモルトというのは単独の蒸留所で作られたウイスキーのこと。
対していくつかのウイスキーを混ぜ合わせたものはブレンドウイスキーといいます。
マイクさんが勤め始めた5年ほど前はタリスカーの生産の60%がブレンド用に売却されていたそうです。
でもたとえば去年の数字だとそれが20%に減ったそうです。
つまりシングルモルトとして出荷した量が倍になったってこと。
ツアーは1時間弱。
最後はグラスにタリスカーが注がれてみんなで試飲。
お水を少し加えるとぐっとおいしくなるそうです。
私はウイスキーは強すぎて飲めません。
お水で10倍くらいに割って一口すすっただけで終わりました。
残念ながら工場内の空気が可燃性という理由で写真禁止。
実際タリスカーの工場は一度ひどい火事に遭ったことがあるそうです。
(カメラが原因ではなかったけど)
桃太郎君は残念ながらロンドンに戻ってしまい、ティムちゃんと二人きり。
景観のきれいな場所がいくつかあるみたい。
ドライブもいいけど、折角の休暇だから、のんびりを決め込むことに。
それでも一か所行きたいと思っていたのはウイスキー工場。
スカイ島唯一の蒸留所、タリスカーです。
ティムちゃんはこれまでいろんな蒸留所に行ったことがあります。
でも私は行ったことがない。
おうちからもっと近いと思っていたら、それでも1時間ほどのドライブ。
ティムちゃんが嫌がるかと思ったけど、意外にOKがでました。
といっても喜んでる風ではなかったけど。
「みきちゃんが喜ぶなら1時間の運転くらい平気」
その割には続いて
「結構つまんないよ、行きたいなら連れていくけど」
「銅の蒸留器がいくつか並んでて、その形は様々だけど基本は同じ」
私は、一度見ておけばガイドの仕事に役に立つかな、という下心。
ウェブサイト(リンクします)でチェックしたら、見学ツアーがありました。
夏の忙しい時には予約した方がよさそう。
私たちはその場でチケットを買いました。
大人8ポンド。
ティムちゃん「えっ、8ポンドも取るの?」ってびっくり。
この手の場所はどこでもタダで見ているから、有料だと思わなかったそう。
このチケットプライスは3ポンドのバウチャー付。
ショップでウイスキーのボトルを買うときだけに使えます。
それ以外のグッズには使えないそうです。
そして、1本のウイスキーには1枚のバウチャーしか使えない。
ちょっとそれってってカンジでしょ(笑)
ウイスキーの基本的な作り方を工場見学しながら聞いていくってツアー。
私はとても楽しめました。
ティムちゃんも「わかりやすくていいツアーだった」って。
まず、大麦をお湯につけて発芽させます。
(Malting)
大麦の糖分を最大限に引き出すのにちょうどいい発芽状態になったら、それ以上の進行にストップをかけるために乾燥させます。
その時に泥炭(ピート)を燃やすので香りが付きます。
(Kiln Stage)
今度はそれを挽きます。
(Milling)
挽いた大麦の粒子の大きさで3種類に分けられます。
大きすぎの殻(20%)、これには糖分がほとんどないので使いません。
小さすぎる大麦の粉(10%)、これは機械を詰まらせる原因になるので、やっぱり使いません。
ということで、ウイスキーの原料になるのは大麦の70%
これに今度はお湯を加えて混ぜ合わせ、糖分を液状にします。
(Mashing)
液状になった糖分はイーストを加えて発酵させます。
2~3日かけて、発酵させるとアルコール度数が8~9%くらいになります。
(Fermentation)
この液体を濾して出たカスの部分は家畜の飼料にするそうです。
甘みがあるのでよく食べるそうです。
液体は蒸留器に2回通ります。
それ以上蒸留すると、ピートなどの風味が薄くなるので2回まで。
私は蒸留の回数が多いほどいいと思っていたのでこれは意外でした。
この蒸留器の形は蒸留所によって違います。
形で味が左右されるそうです。
蒸留器を通って出てきた液体はアルコール度数をチェックします。
蒸留が始まったすぐの液体と終りに近い液体は使わないそう。
(Distillation)
この段階ではまだ液体は透明です。
これを樽に入れて熟成させたらウイスキーの出来上がり。
樽はシェリー酒やバーボンの古い樽を使います。
スコッチウイスキーの定義では熟成は3年以上。
熟成させている間に年に3%くらい蒸発するんですって。
だから25年とか寝かせると半分くらいになっちゃうそう。
年数モノのウイスキーが高いのは量が少なくなるからです。
(Maturation)
今回ガイドを務めてくれたマイクさんによると、年々シングルモルトの需要が高まっているそうです。
シングルモルトというのは単独の蒸留所で作られたウイスキーのこと。
対していくつかのウイスキーを混ぜ合わせたものはブレンドウイスキーといいます。
マイクさんが勤め始めた5年ほど前はタリスカーの生産の60%がブレンド用に売却されていたそうです。
でもたとえば去年の数字だとそれが20%に減ったそうです。
つまりシングルモルトとして出荷した量が倍になったってこと。
ツアーは1時間弱。
最後はグラスにタリスカーが注がれてみんなで試飲。
お水を少し加えるとぐっとおいしくなるそうです。
私はウイスキーは強すぎて飲めません。
お水で10倍くらいに割って一口すすっただけで終わりました。
残念ながら工場内の空気が可燃性という理由で写真禁止。
実際タリスカーの工場は一度ひどい火事に遭ったことがあるそうです。
(カメラが原因ではなかったけど)
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1 件のコメント:
スコットランドのホリデイ、楽しんでますか〜。
私はビールの醸造所の見学に行ったことがありますが、ホップの香りもいいしすごく面白かったです。
味見がまたいいし。(笑)
ウィスキーは私も好きでないのですが、プロセスを見るのは面白そうですね。
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