2012年11月13日火曜日

エドワード3世のお誕生日


今日はイギリスの王様、エドワード3世のお誕生日です。
今日で700歳(笑)

エドワード3世は、お母さんがフランスの王女さまでした。
そこで、フランス王が亡くなった後、
「じゃあ次は僕が王様になります」って申し込み(!!)をします。

それが、イギリス対フランスの100年戦争の始まり。

自分自身が被っている王冠以外にも、剣には2つの王冠。
それはスコットランドとフランスの王冠です。

この絵は随分大きなもので、ウインザー城の中、セントジョージチャペルで観ることができます。

以前ここで紹介した、リチャード2世(リンクします)は彼の孫にあたります。

紅葉がきれいでしょう?
この写真は、先週ウインザー城に行った時のもの。
2年に一度のアップデイトのため。
このアップデイト、ウインザー城のガイドパスを持っている人たちのものです。
新しいエキシビションや、修理などのアップデイト。

エドワード3世の生誕700年を記念した特別展示もありました。

ウインザー城にある、セントジョージチャペルは、エドワード3世によって設立されました。
また、このチャペルの聖歌隊の席には、ガーター勲章の旗や兜飾りがあります。

イギリスで一番の名誉を誇る、ガーター勲章もエドワード3世によって創られました。

日本の天皇家も、明治天皇、大正天皇、昭和天皇、そして現天皇と、この勲章をお持ちです。

なので、菊の紋章をイギリスの教会の中で見ることができるのです。

この写真はロングウォーク。
ウインザー城から約5kmの並木道です。
この道は、女王様が馬車に乗って、アスコット競馬に行く時にも使われます。
思ったほど紅葉していませんでした。

この道から逆にお城側を臨むとこんな風です。
ウインザー城はロンドンから約1時間。

お城の内部、儀式などが行われる部分や、豪華な調度類も見ごたえがあります。
そして、チャペルは建築がとてもきれい。
この中に、ジョージ4世の娘、シャルロットのお墓があるのです。
ウエストマコット作のお墓は、私はイギリスにある彫刻の中で、一番だと思っています。

ヒースローからも近いので、観光で訪れるのにはぴったりです。
殆どの人は、ツアーを利用して、慌しく通り過ぎるだけですが、
ゆっくりと時間をかけて、イートンと併せて1日がかりでどうぞ。

ロンドンウォータールー駅から直行で、もしくはパディントン駅から乗り換え便が出ています。


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