2012年6月2日土曜日

Il Maestro del Brodo



今日紹介するのは、また、パレルモに行くなら、絶対に再訪予定のレストランです(笑)
入り口は何てことないでしょう?
市場の傍にあって、ディナーの時間には閉まっていました。
どうやら、ランチのみの営業のようです。

何となく、良さそうだなーと思って入りました。
入ってすぐのところには、新鮮そうなお魚のディスプレイ。
その奥には、イタリアのレストランによくある、前菜がずらっと並べられていました。
自分で好きなものをおさらに選んで、いくらでも食べられるようなカンジでした。

基本、私たちはブッフェスタイルがあまり好きではないので、前菜は注文しませんでしたが、
チョコチョコいろんなものを食べたいなら、いいんじゃないかな?

とりあえず、ティムちゃんがお水とワインを注文しました。
カラフェに入ってきたので、「何これ?」てきいたら、ローカルだって。
「だってこれしかメニューに書いてないもん」
確かに、ローカルワイン白か赤、グラス、2分の1リットル、1リットルの選択しかありません。
一口飲んでみたけど、とても飲めない。
工業用のの酸みたい(飲んだことないけど)

絶対に他にワインリストがあるはずだからと思って聞いてみたら確かにありました。
ただ、そこからワインを選んだら、「あ、それはありません。それもありません」てカンジ。
で、冷蔵庫を見せてくれて、そこから選びました(笑)
ティムちゃんが選んだのはこれ。安くて美味しかった。
で、これはティムちゃんの選んだお料理。
牛肉とジャガイモの煮物。
肉じゃがのイタリア版?
2日ほどジャガイモを食べていなかったので、どうしてもじゃがいもが食べたかったらしい。
さすがイギリス人。
日本人が外国に行って、ごはんが食べたいっていうのと同じかも。

これは、私が注文した、シチリア名物いわしのパスタ。
去年カプリ島で食べた、小いわしとオリープのパスタみたいなのかと思って注文しました。
大ハズレ。
上にかかっている、「とのこ」みたいなものはツナの粉末。
シチリア出身の人が、ロンドンでこれを探すのに苦労する話を聞いたことがある。

私の好みではないだけなので、好きな人には好きな味だと思います。
さっぱりとしたものが食べたい時には、全然ダメ。
こんなに残しちゃった。
太いパスタっていうのも好みじゃないし。

で、お魚のディスプレイのところに行って、何を食べようか物色。
海老をシンプルに焼いてもらうことにしました。
これはすごく美味しかった。
ちゃんと全部食べました。
食後にコーヒーを頼んだら、こんなプラスティックに入ってきました。
で、この食事をしたときに、イタリア人の常連ぽいグループが、おいしそうなパスタを食べていたので、ウエイトレスに何なのか聞いてみました。
ウニのスパゲッティーですって。


数日おいて、パレルモの最後のお昼ごはん。

この後はリゾート地に行く予定なので、あんまりご飯がおいしくないかもしれない。
そこで、パレルモにいるうちに、ウニスパゲッティーも食べておくことにしました。
メニューに「スパゲッティーと」と書いてあって、「海老、あさり、ウニ」と書いてあったから、てっきりその中から選ぶのかと思って、「ウニ」といったら、全部ミックスされたものを勧められました。

で、出てきたのがこれ。
最高においしかった。
パスタの茹で具合が、とかっていうレベルの話ではなく、全てが最高。
アサリのひとつひとつがプリッと仕上がってるし、ソースはコクがあって、それなのにさっぱり。
パスタとの絡み具合だってすばらしいし、パスタの太さも完璧に私の好み。

でもウニがいっぱい入っているだけの、普通のパスタが食べたい人にはちょっとがっかりかな?
ウニはほんのちょっとしか入ってないから。
ティムちゃんのパスタはまあまあ程度。
改めて、どのお店に行くかではなくって、何を選ぶかだと実感しました。

Il Maestro del Brodo
Via Ponnieri

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